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推しにファンレターを書きたい。

皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。

ちらりほらりとハロウィンが見えてくる季節になってきましたね。

私は読書の秋だというのに最近全然読書の時間が取れず、日々授業の課題と格闘し提出期限に追われる日々を過ごしております。読みたい本が山積みになっている私にはなかなか堪える案件なのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?



さて、先日課題の合間のふとした瞬間に突然、”推しにファンレターを書きたい”と思い、何を書くかを思案するため、試しにメモ用紙を前にペンを握ってみました。


が、何も出てこない。正確には、どう始めていいのかが分からない。

なんせファンレターなるものを書くのは生まれて初めてなもので、書こうと思えば書けることは山のようにあるものの、書き出しが分からないので目の前のメモ用紙はいつまで経っても白いままなのです。

そこで、ネットに助けを求めてみました。現代はどんなことでも関連ワードを打ち込むだけで五万と情報が出てくるのだから、いやはや便利な時代ですねえ。

ね…


あれ、出てこない。

いくつかのサイトを読んでみましたが、どのサイトも宛先の住所や文章のマナーの話ばかりで、私が知りたい肝心な内容に関する記載はどこにも見当たらないのです。それらのサイトも、内容に関して触れていないわけではないのですが、”思いの丈を思いっきり書きましょう”とか”自分の思った通りに書きましょう”とかそんな話ばかりで、具体例はなし。

いやはや、なんということでしょう。私はネットに抱いていた、決して淡くはない期待を裏切られ、再び暗い大海に放り出されてしまいました。


そこでしばらく考えてみた結果、まさにサイトに書かれていた通り、自分の思うように書いてみることにしました。何なら内容まで全力でオリジナルを貫いてやろうと、ちょっと変わったファンレターをしたためることを決意したのです。

その変わった内容とは、私自身に起こった、くすっと笑える話を書くことです。

そもそもファンレターをファンが推しに対して書く理由の一つとして、「ファンレターを読んでもらうことで推しにパワーを与えたい」というものがあると思います。少なくとも私は今回、それを理由にペンを執る決断をしたのです。

なんだかやる気が出ないときや自分が落ち込んでいる時に、励ましの言葉は大きなパワーを与えてくれます。でも私個人としては、全く関係ない、どうでもいいような話で思わず笑ってしまった時の方が、次につながるパワーをもらうことができるのです。それまでのネガティブな感情を笑いで吹き飛ばせる、その笑いの方がより前向きな気持ちを作り出してくれるのです。

自分がどれだけ推しが好きなのかを書くこともできますが、それでは折角手紙を書くというのにありきたりでつまらない。柿の種だけ食べ続けるのも美味しいですが、ピーナッツという違う味を挟むことで、より一層そのおいしさを感じることができます。きっと私以外のファンの方々が、ドラマやバラエティの感想なども含めて、推しへの愛をお腹いっぱい語ってくださっているはずです。ならば私は、そのおいしさをより引き立てる変わり種の、ピーナッツになってやろうではないか、と。


とここまでたどり着いて、さあ書こうかと再びペンを持ち直したのもつかの間、やはりメモ用紙にインクを落とすことはできませんでした。

私は気づいたのです。推しに話せるようなくすっと笑える話を今の私は持ち合わせていないことに。

しかも私の推しは、1時間半のラジオのうち30分以上をフリートークで語りつぶすような、ラジオのコーナー潰しの天才なのです。そんな天才を思わず吹き出させることができるようなエピソードなど、私の手元にはかけらもないのです。


というわけで私は今、完全に双六の”振り出しに戻る”から身動きが取れない状況におります。もういっそ、自分の幼少期の面白エピソードで埋め尽くそうか、なんて半分やけになっております。

なんか推しが抱腹絶倒しそうな面白いこと起こらないかなあ…



はっ。

もしかして、この一連全部書いてしまえば意外と面白いかもしれない?

いや待て。落ち着け私。それはファンレターではない。それはもはやこのnoteと変わらないではないか。現に私は、ここにそのエピソードを余すことなく書いてしまっている。しかも、こんな話送られたところで、意味が分からないではないか。

でももしかしたら、”初めて書くので…”なんて前置きの文句を描けば、意外と温かい目で読んでくれるかもしれない。

いやいやでも…



というループを繰り返している今日この頃の私です。

ここまで来たら普通に推しの好きなところ書いたらいいじゃん、と方々からツッコまれそうですが、私の変に頑固な性格上、一度思いついてしまうとありふれたことは意地でもしたくなくなってしまうのです。私、めんどくさいので(ドヤ)


というわけで、ファンレター書いたことある方、ぜひ初心者の私に経験者という天界から蜘蛛の糸を垂らしてくださいませ。なんか面白そうなアイデアとかでも構いません。

全力で参考にさせていただきます。


はてさて、私がファンレターを送れる日はいつになるのやら…

長々と私事にお付き合いいただきありがとうございました。

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