見出し画像

骨が溶ける!?:乳がんと診断されて【48】

再発・転移が分かりホルモン療法の飲み薬が変わって1ヶ月。副作用が出ていないかの確認で血液検査を受けに病院へ。


採血室で、「今日は2本ですね」と言われ、少なっ!😦と思ったら、やっぱり検査項目が少なかった。腫瘍マーカーも検査項目に入っていない。。
どれくらいのスピードで進行するのか分かるかな…と少しの不安と受け入れる覚悟を持って受診したので、少し残念に感じる。

先生は「1ヶ月でどうのって言うことでは無いのでね。今日はマーカーは出してません。」と言うけれど、そんな事言ってるうちでも刻々と時間は過ぎていて、私の体内にある癌細胞は繁殖(と言うのだろうか?)してるのでは?と思うと、なんとも放置されてるような感覚だった。

前回、転移判明について書いた時、PET CTで骨盤が小さく光ったという内容を書いた。


でも実はもう一つ、気になる結果があった。それは胸骨が真っ赤に光っていたこと。私は9年前に心臓の開胸手術を受けている。その手術跡に沿って、真っ赤に光っていたのだ。

先生は「手術跡にピッタリ沿ってるし、転移ではないと思うけど…痛みはある?」

「あります。去年からずーっと言ってますけど🙁」

そう、2年前の術後から右胸が痛くて、その事を言ったら「若い患者さんはよく言うのよ〜」と軽くあしらわれ、去年抗がん剤治療が終わった頃も右胸が激痛で「これ、絶対転移や😖と思って訴えると「CTには何も映ってないから」と言われて、、
そこまで否定されたから痛みを受け入れて、一緒に生きる事を決めた。なのに今更何??

「炎症を起こしてるのかなぁ」と先生も結論は出せず、心臓で受診している病院にお手紙を書いて相談する事になった。

**
そして先月、心臓の病院を受診。心臓の主治医も
「血液検査で炎症反応も出てないし、炎症してたら傷跡が赤くなったりするけど、何もなってないしね。。」と不思議顔。

術後に開胸の傷跡が感染症を起こす事は稀にあるらしい。でももう手術してから9年が経っていて今更というのが正直な反応だ。

「でも(PET CTは)赤く映ってるね🤔」

結局、こちらの先生も原因は分からず。


**
そして今日の診察に戻る。

「心臓の先生からお返事をいただきました。心臓の傷の炎症ではないみたいですね。だとすると、これも転移かと…」

ですよね😅痛いし。

もう、この「転移ない」から「転移」へのどんでん返し、やめてほしい。

前回は骨盤に小さな転移という状況だったから、あまり重い説明は無かったけれど、この胸骨への転移は様子が違う。

骨転移には2種類あって、癌細胞から「骨が溶けて広がるもの」と「腫瘍が拡がるもの」だったかな?があるという。
PET CTで光るのは「骨が溶けて広がる」タイプか多いので、それに対する治療を提案された。

骨が溶ける?!

どういうこと?😨

「幸い骨を固めるお薬があって、注射なんですけどね」とどんどん話は進む。


私の脳内は「骨が溶ける」で停止中⏸

注射?骨を固める?どゆこと??

「注射は直接(骨に)打つんですか?」

「いえ、皮下注射です。」


「はぁ、、、」⏸

やっぱり「骨が溶ける」の破壊力が半端ない。

そして、その注射の副作用

「副作用で現れるのが、手の震えや痙攣が起きることもあります。それから、顎の骨の壊死。。」

「えっ?こっわ😱」思わず口に出る。

この後も副作用に対する予防や、お薬の追加についての話が続いたけど、パワーワードの衝撃が強すぎて、まともな受け応えができたのか定かじゃない。

1つ分かった事。

骨転移は思った以上に強敵なようだ。

これまで持っていた「なんとかなるさ精神」で、乗り越えられるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?