言葉を待っている。心が育つということ
先日書いた本についての記事。
たくさんのメッセージを頂いています。
ありがとうございます。
教育に関することは、なかなか表には書きづらいというのもあるのですよね。
https://note.com/pandanoniwa/n/n908d83095247
今、「心を育てるぱんだメソッド」というのをやっています。
4期が始まりました。
一番最初のワークは
「お母さんの理想の子ども像を子供に伝えよう」
というものなのです。
これってどうして必要か?皆さんは知っていますか?
実は今って、
お母さんが子どもに
「私はあなたにこうなって欲しい」というのを
伝えることがタブーとされている風潮があります。
それは私たちの親世代が
高度経済成長期、とにかく上へ上へとなっていた中で、
高学歴・高収入が一番良い言われて、本来の自分の心を隠し、その世の中の風潮を押し付けられてきたという背景のもと、
「押し付けない」というのが正しいとされているんだと思います。
でもね
押し付けられたのは、
お母さんの言葉じゃないんですよ。
それが良しとされた、世の中の風潮を押し付けられたんです。
お母さんは、それがよいと思って、それしかないと思ったんですよね。
読書感想文クラスをもつと、
その「押し付けない」というのが、
どれだけ「ママの言葉を奪ってきたのか」ということに気づくんです。
お母さんが「これは押し付けになるんじゃないか」と思って口をつぐむんですね。
「こうやって押し付けてきて、今苦しんでる大人が多いだろうと。」
でも、
今の子どもたちは
「お母さんの言葉を待ってる」んです。
「お母さんはこう思う。」
「お母さんはそれがいいと思う。」
子供たちは、それをしっかりとインプットする。
そして、それを読書感想文という形で、
アウトプットするんです。
読書感想文クラスって、1年目は本当に苦労するんです。
・書けない。
・何も浮かばない。
・書いてきたものは全く主題に沿ってない。
でもそこで、
お母さんが自分の意見を言う。
もうどうしようもないから「言わざるを得ない」という場合もあるのですが(笑)
でも、そこでお母さんはこう思うっていうのを言うんです。
そうすると、子供は変わる。
それは、読書感想文クラスというたった1カ月ちょっとの中でではなく、
そこから、1年かけて、子供たちが少しずつ変わるんです。
でもその変わり方は劇的です。
それを2年目、お母さんたちは、やっぱり読書感想文クラスのなかで実感するんですよね
「ああ、1年目苦労したから書けるようになったんだ。」と
でも違うんです。
これは、お母さんが、この読書感想文で自分の意見を子供に伝えるということをやってみて
1年間かけて、お母さん自身が、「言葉で伝える」ということを繰り返してきたから、
子供が自分の言葉で語り始めるのです。
インプット(お母さんが思いを語る)して
アウトプット(読書感想文)する
ぱんだの読書感想文クラスは、
だから、ほかの作文教室とは違うのです。
でも、それが1年間にたった1回(冬もやれば2回)しかない。
これって本当にもったいない。
親子で実感してほしい。
変わっていく様を
知って欲しい。
だからこそ、この6か月という長い期間、「子供に思いを伝えるため」のぱんだメソッドを
わたしはやっているんです。
心を育てるのは、子供だけじゃない。
ママの心も育つ。
こんな言葉をかけたら、
私のエゴなんじゃないか?って思うかもしれない。
でも、
現代の子どもたちは
「そのエゴかもしれないけれど…な思いを待っている。」
https://note.com/pandanoniwa/n/n47512a1d124b
先日紹介した、「あふれでたのはやさしさだった」
著者である寮先生が 奈良少年刑務所で、
17歳から25歳の受刑者に絵本と詩の教室を行った10年の記録で、
外側から見たら凶悪な犯罪者である彼らを、寮先生は、絵本と詩を使って、彼らの内側部分を非常に深く、
でも俯瞰して捉えているノンフィクション。
この中の子どもたちは、
その言葉を
幼少時代に、親からかけてもらえなかったのだと思います。
この刑務所に入り、
寮先生から、絵本と詩の教室をうけて、
言葉にすることを知る。
奇跡のような変化をする。
一人でなく、
二人ではなく、
全員が、変化をする。
あなたの言葉を
子供たちは待っています。
だからこその、読書感想文。
感想文を書くことも大事だけれど、
本当の目的は言葉を交わすこと。
そして、ぱんだメソッド
感想文だけではカバーしきれない、
お母さんの言葉を、
迷うのではなく、私がしっかりとサポートして、
しっかりとぶつけてもらう。
この本を読んでほしい。
・そんな勉強したくない。
・ゲームがしたい!
・お母さんの教え方は嫌だ!
これは、ただの生理的欲求
アウトプットじゃないのです。
インプットしなければ
アウトプットは出来ない。
お母さんの言葉を待っている
ぜひ、考えて欲しい。
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