新型コロナウイルスの発生源はどこ(何)なのか。感染者数は?

 新型コロナウイルスが広まったことに対して思ったことが、もしコウモリが感染源なのであれば、なぜオリンピックを開催するこの時期に(しかも日本でのオリンピック)広まったのか。2020年ではなく、もっと前に広まる可能性はなかったのか。この時期に広まったということは、研究所から故意に広めた可能性もあるのではないか(感染源が中国なのでありうる)。また、オリンピックのことに関連して、可能性は低いが2020年に新型コロナウイルスのようなパンデミックが起こることを知っていて他国がオリンピック開催地として選ばれるようなプレゼンを行わなかったのではないか。というようなことまで私の頭の中での考えです。最後のような馬鹿げた推論までネットの記事やYouTubeで調べてみましたが、時期についてはわかりませんでした。

 感染者数について世界でどのくらいいるのかというのは正確にはわからない理由を記事で見つけました。


発生源、伝染元について。

1.売買していた市場

発生した場所としては中国の武漢であることは間違いありません。その中でも細かく見ていきます。

発生源についてはいくつかありますが、有望なものはキクガシラコウモリが持っていたウイルスであるという。このコウモリは日本にも生息し、ほかの動物を経由して人に感染した。ゲッシ類、タヌキ、ヘビ、アカゲザル、犬猫などからも同じウイルスが分離されており、仲介役はまだわからないとのこと。

多くのウイルスは、野生動物、家畜、そして人の体の中に潜んでおり、オオコウモリからは 58 種類のウイルスが発見されていて、病原体製造器と言われているそうです。このように動物の中には膨大な未知のウイルスがいて、中国では生きた野生動物を買って食べる、という食文化がある。

このようなことから新型コロナウイルスが伝染した原因はコウモリを売買していた市場の可能性が高いと。

参考文献

ただ、この記事ではなぜキクガシラコウモリが持っていたウイルスなのかを説明していなかったのでここも調べてみましたが、よくわかりませんでした。。しかし、このコウモリがSARSのウイルスを保有していたことが関係しているのではないのかなと考えています。

キクガシラコウモリ

2003年の重症急性呼吸器症候群 (SARS) アウトブレイク以降、中国国内に棲息するキクガシラコウモリがSARS-コロナウイルス (SARS-CoV) に類似したウイルスを保有していることが分かり、SARS-CoVの大元の保有動物として注目されている。 参照はWikipediaです。

ヒトは、コウモリによって咬まれたり、コウモリの唾液に触れることによって直接に(ヨーロッパコウモリ・リッサウイルス)、あるいはコウモリが噛んだ食べ物などを摂取することによって(ニパウイルス)感染する可能性がある。

コウモリが生息する地域で家畜を飼育していたり、他の動物も扱っている市場でコウモリを売っている場合など、コウモリが保有する病原体が他の動物へ伝播している可能性がある。SARS-CoVにおいては、ハクビシンがコウモリからヒトへのウイルス伝播を媒介した可能性も考えられる。

これも市場から伝染したという証拠?のひとつですね

抜粋

2.武漢の研究所

コウモリのウイルスであることは変わりませんが、伝染元が動物を売買している市場ではなく、コウモリを研究している武漢の研究所である可能性をアメリカは指摘しています。

世界で13万8700人以上の命を奪ったウイルス「SARS-CoV-2」をめぐり、中国の科学者らは、野生動物などを食用として販売していた武漢の「生鮮市場」で昨年末、人に感染した可能性が高いとの見解を示している。この市場は公衆衛生の専門家の間で長らく懸念となっていた。
一方、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)とFOXニュース(Fox News)の両メディアが匿名の情報筋の話として伝えたところによると、新型ウイルスが武漢にある、機密事項を扱う生物研究所から『誤って』流出した可能性があるとの懸念が出ているという。
また、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官はFOXニュースに対し、「このウイルスが実際にどのように流出し、世の中に出て、ここ米国と世界中で、非常に多くの死者を出すという、多くの悲劇を生みだしたのかについて学べるよう、われわれはできることすべてについて徹底的な調査を進めている」と述べた。同氏は2社の報道を否定せず、武漢の研究所には「非常に伝染性の高い物質があった」ことを米国が把握していたと明らかにした。

と抜粋した記事には書いてありました。ここで私の 広めたのは故意であった  という推論は撃沈しました。

抜粋

他にも

キクガシラコウモリはオーストラリアからヨーロッパまで広く分布しているが、中国における研究で捕獲された種はヨーロッパには土着していない。

これも中国で研究されている種であることを示唆しており、研究所から伝染した可能性のひとつとなります。

しかし、ヨーロッパ以外に分布するコウモリがヨーロッパに入ってくることによって(コウモリ自身の移動や、伝統的薬剤の材料としての輸入など)、ヨーロッパに分布するコウモリへ新たな感染症がもたらされる可能性がある。

他の可能性も指摘。

抜粋


3.感染症例数は検査閾値により変わる


例:韓国では検査を多く行っているので感染数が多い

・重症例のみに検査をすれば致死率が高くなる
例:中国では重症例のみに検査を行っているため、致死率が高い

・集計初期はバラツキが大きく致死率や重症化率といった”率”は真値からのズレが大きい
例:1月までの14歳未満死亡率11%(内容は9症例のうちの1例が死亡、その後は死亡例なく感染例だけが増えている)

など致死率や感染者数は国によって変化するので一概には言えません。

中国の感染者数が過小されて報告されていることも。

余談

内容の薄い記事、またはなぜこの部分について言及していないのかという記事が多すぎて、正直こんなクオリティでマスコミやメディア、情報を発信することを職業としていいのかなと思いました。人を介せば介すほど正しい情報が異なっていくことも、発信する人によって情報が偏っていく(右翼や左翼、その人が思いたいように発信する)ことも再確認出来ました。

それにしても、情報が多すぎて錯乱しますね。発生源についても解決策とはならないので言及されていませんし。ただ、発生源を調査することは次のパンデミックを起こさないための予防策になるとは思うのですが。。

日本人はメディアに操作されやすく、自分で調べることもしない傾向にあるので注意力を高めていただきたいです。

もちろん、私が書いたこのnoteも正しいのかどうかと言われたらわかりませんし、記事からの抜粋も調べた記事の数がそこまで多くは無いので偏っているかもしれないです。ですのであくまでも参考程度にして頂いて、+自分で調べることが大切だと思っています。

これが山中伸弥教授のリンクになります。対策や科学論文もありますので是非ご覧になってください。

コロナウイルスと他のウイルスの致死率順位