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また血の話

血は、中医学では「けつ」と呼びます。ってまた血の話です。なんども書いてますが、まだまだ書きたりないことがありますので、ご興味ございましたら読んで見てくださいませ。

中医学で「血」とは

中医学で「血(けつ)」とは、陰陽の「陰」に属し、静動の「静」を主り、血管中を流れる赤色の液体で、人体を構成し、生命活動を維持する上で基本的な物質と言われています。 血の主な働きは、「臓腑・組織・器官に栄養を与え生命活動を維持する」ことにあります。

血の精製

血は脾胃(胃腸)で、飲食から作られた「水穀の清微(すいこくのせいび)」の中の「精気(せいき:水穀精微の気)」もしくは、水穀精微から生まれた「営気(えいき)」と、「津液(しんえき:体内のすべての正常な水分)」が混ざり合い、血管に入ることで、赤く変化し造られます。

このことから脾胃は「血の生化之源」とされており、脾胃が弱ってしまうと、血がうまく生成できなくなるので、脾胃の虚弱は血が不足する「血虚(けっきょ)」につながります。 そのほか、「腎」に蓄えられている「精気」からも、一定条件のもと、血は造られます。

血の働き

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