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気の種類と働きの詳細

気の話は「気の話をします」で書いたんですが、ざっくりだったので、みなさんが調べるときに役立つように、もう少し詳しく記して置こうと思います。

中医学での「気」はというと、二つの分類があります。 一つは、人体を構成し、さらに生命活動を維持していくのに必要な物質、あるいはエネルギーの基礎としての気。正気といわれるものです。これには、食べ物から生まれる水穀精微の気、空気から生まれるエネルギーである清気、両親から受け継いだ精気などがあります。

もう一つは、臓腑や経絡の働き或いは機能という意味での気です。例えば心気、肝気など。心には心拍によって血液を全身に運ぶ働きなどがありますが、これを心気と呼びます。もしも働きが低下すると動悸がしたり血行不良になったりします。これを心気虚とよび、その場合は心気を補う薬をつかいます。

気には種類と働きがありますので、詳しく見ていきましょう。


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