＜ 西狗牙 West Dog's Teeth ＞2番じゃダメなんですか？香港2番目の山に登ってきた｜香港の離島や山々をめぐる会⑬

「限界は超えるためにある。」といったのは誰でしょうか、その通り。毎回のように今回が1番きつかったといっていますが、もれなく今回も。難易度5スターのウエストドッグストゥースに挑んできましたので、お伝えします。

話はそれますが、広東語でホットドックって熱狗と書くんですね。狗が犬（Dog）を表すのですが、何とも食欲がなくなるというか…ちょっと面白いな～と思った小話です。

まずは、位置関係から。おなじみランタオ島の中央になります。まずは、MTRの東涌線で東涌駅まで。駅に隣接するバスターミナルから11番か23番のバスで37番目の石壁警崗（Shek Pik Police Station）で下車します。
平日はHKD8.5（約120円）週末はHKD14.5（約200円）、所要45分。

ハイキング経路です（⇩）

バス停から少し車道を戻って登山口へ向かいます。入り口は公園になっていて、整備されています。

ちょっとわかりにくいですが、ここが登山口となります。橋になっていますね、ワクワク感を煽るいい感じです！

早速、心臓破り的な階段が続きます…最初から攻撃の手を緩めない！という感じで、距離は長いですがそこまでという感触。

そんなこんなで、最初の1時間は、まあまあ平坦にいきます。こんな清流で顔を洗いながらの余裕な山道。香港や東京の市内では体験することが出来ない、まさに大自然！です。女性の方、メイクにはお気を付けを。

そして、問題の分岐点。突然現れるのですが、西・狗・牙！！わかりやすいですね～！香港は我々日本人にも文字が読めていいですよね。

（多少使い方が異なる字もありますが、発音も同じだったりすることもあります。）

というか、こんなに盛り上がってますがただの崖です。

足がつらないか心配になりながら登っています。下に見えるのは石壁（Shek Pik）ダム。中央の白い建物の所がスタートポイント（バス亭）になります。

まだ、中間地点・・・。ちょっと一休みしましょう。
気になる帽子をかぶっていますが、あえてスルーします。

遠くに大仏さんがちょこんと。ゴンピンの大仏ですね。最終、あそこに向かいます！ヘリコプターをチャーターしたくなりました。

かなりあがってきましたね。さきほどのダムが眼下になりました。下に見える道（崖）を登ってきましたよ、結構ハードだったことが分かりますでしょうか？

ハデスの壁（Hades' Wall）とグーグルマップに記載されていました。確かに壁です、ほぼ崖です。（本日2回目）

ハデスを登ったところからウエストドッグストゥースを望みます。山頂部分がコースになっていますので、いい眺めです。なんだか天上人になった気分。

さーて、ランタオピークを目指しましか！というところで一気にホワイトアウト状態…。ほんとに山の天気は変わりやすい。ランタオピークは、天気が晴れでも何も見えないという事が多いらしいです。

決して遭難しているわけではありません、必死に登ってピークに到達。何も見えませんが、いちよう、お馴染みの山頂柱を記念撮影。

標高は934mで、香港で2番目に高い山です。1番目を覚えていますか？過去に上った大帽山ですよ。

ここからは、一気にゴンピンにおりていきます。遠くにゴンピンがみえますね、天壇大仏にハート スートラ（心経簡林）にポーリン寺（寶蓮寺）です。

以前は中国本土のお客さんでごった返していましたが、全然人がいませんでした、状況が変われば変わるものです。

ハート スートラ（心経簡林）⇩

天壇大仏⇩

ゴンピンバスターミナルから23番に乗車して東涌に戻りましょう。ここから約50分くらいですね。ハードなトレッキングでしたが、眺めはピカイチ！大仏様も拝んで晴れやかな気分で帰路につきました。

無事に限界も超えたので、パワーアップして次回もお送りします。でもそろそろ足腰をハードに使う山ではなく、島に行きのんびりしたいな～と思いましたので次回もお楽しみに🐼

- Fin -