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<吉澳 Kat O Island>森の中を探検して、ありついたご飯は最高でした!|香港の離島や山々をめぐる会⑭

美食家が多いパンダバス、舌が肥えているスタッフたちが舌鼓をならした離島が吉澳でした。今回はハイキングよりご飯のほうが思い出に残る、そんなおいしいお話です

今回ご案内する場所は、こちら!吉澳(Kat O Island)です。まずは恒例の基礎情報からいきましょう。

*吉澳について*
面積 2.35平方メートル
人口 約50名
古くから香港と中国を結ぶ地点にあり、漁師たちが船を停泊させる場所でした。

1600年代に客家人が定住し、2006年には200世帯が生活していましたが、若い世代が香港中心部へ移住してしまい、高齢者中心の住民のみとなってしまいました。

香港の有人離島の中では最北端で、ちょっと行くと深圳の益田区になり、香港中心部からですと非常にアクセスが悪い所です…。
アクセス方法はまずは、MTRの東鉄線で大学駅まで。駅から約10分徒歩にて馬料水ピアへ行きます。そして馬料水ピアからフェリーで90分かけて吉澳に到着。1日1本のみですが、こことは別に沙頭角という深圳との国境がある場所から1日4本のフェリーもあります。

往路 馬料水ピア9:00→吉澳10:30
復路 吉澳15:30→馬料水ピア17:00
往復HKD90(1,260円)

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馬料水ピアの様子です。この日は国慶節連休の最終日、船は激込みでした。

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奥が𠮷澳行き、手前が茘枝窩(ライチオウ)という車でアクセスできない村行きの船です。2枚目が船内の様子です。

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車でアクセスできない場所というのが意外にも結構あるんですね、小さな面積なのでフェリーがあればなんてことありません。ちなみに香港島から九龍半島へ通勤にフェリーを使う人も結構います。渋滞がないので、天気さえよければ会社への遅刻もなさそうです。

さて、到着しました。吉澳の街です。いろんな島を見てきましたが、ここももれなくのどかです。

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ここから、ドローン撮影のためにダブルヘイブンの「黄幌山」を目指します。遠方に突起した部分が黄幌山です。

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途中までは舗装で余裕だったのですが、グーグルマップの表示はなく、獣道もあるのかないのかはっきりしない難所を頂上向けて突破します。

もはや、道なのか草むらなのか判別もつきません…おそらくこれは草むらです(笑)探検家みたいに進んでいきます!

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なんとかお馴染みの山頂柱に到達。標高は120mとかなり低めではありますが、周りに遮るものがありませんので眺めは抜群です。

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美しい景色たちをお届けします!

▶ダブルヘイブン(Double Haven)

ここは香港内でも指折りの海がきれいなポイント。ヨットをチャーターしてくる場所として憧れの海なんです。

うっかり天国(Heaven)がダブルであるくらいの所と勘違いしていましたが、Haven(避難所)ですので…おそらく外海からダブル島とクレッセント島の2島の位置で風や波からの避難所という命名ではないかと思います。

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景色とは裏腹に、今まで間違いなくナンバー1の悪路でした。(毎回のようにナンバー1といっているのはご了承ください。)

ふつうの人は絶対に行かない場所なので、貴重な映像が撮れたかと思います。さてさて、人の住んでいる所に戻りましょう。途中、カラフルがありました。ペイントの意図は不明ですがなんだか魔よけ感がありますね。

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きれいな景色見て、悪路を歩いて、おなかがすきました!

▶昼食レストラン「吉澳益民酒家」

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ここからは料理の紹介です!お腹減りますよ。

「ジャコとイカの炒め物」
これはおいしいです。ジャコが出てくるのはこの吉澳しか知りませんね。島内の乾物としてお土産で売っていましたので名物で決まりです!

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「イカ団子」

イカの弾力が団子内にごつごつとした食感で残っており、絶品ですね。売っている乾物から、ここのイカはコウイカみたいです(ヤリイカとかスルメイカとかではないです)。

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「客家風豚の角煮」

味のしみた油揚げもよい感じですね~。

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「白切鶏(バッチーガイ)」

これはお勧めだと言っていたのですが、至ってふつうの白切鶏(バッチーガイ)でした。

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「菜心のオイスターソースかけ」
定番中の定番ですね、おいしいです。

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さらにビール大瓶4本+5品でしめてHKD500(約7,000円)!!お腹も喉も満たされて幸せな時間でした。

離島では整備されたレストランがあまりなかったり、ちょっと癖のある料理だったりということも少なくありませんが吉澳は最高でした!フェリーに乗って島に行くと、国を出たいな…という気持ちになってきます。香港の外に行くにはもう少し時間がかかりそうですので、さらなる香港探索を進めていきます。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました🐼
ではまた来週~!

- Fin -


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