見出し画像

【12】自分の強みにハテナがついた

自分の強みは「行動力があること」だと認識している。何かを始めるときはかなりフッ軽だと思うし、この強みのおかげでバングラデシュまで来られたと思っている。しかしこの「行動力」のせいで最近生きにくさを感じてしまっている。

バングラデシュでは、女性が外へ出て行くことがなかなか歓迎されない。首都のダッカでは変わりつつあるものの、それでも「女性だから」という社会的な視線によって、行動が制限される。

本当はお茶屋さんに居座って、常連さんの仲間を作ってワイワイしたい。本当は外にどんどん友達(男女関わらず)を作って遊びに出かけたり、家に遊びに行ったりしてみたい。本当はヒッチハイクみたいなことをして旅をしたい。

外国人ということで、それだけでもものすごく目立つ。それでいて「女性としてあるべき言動」から外れるともう変人of変人になってしまう。これが自分の中だけで収まる問題なら全く気にしない。でも、「日本人」にマイナスな印象がついたり、インターン先に汚名を着せてしまうようなことは絶対に避けたい。そう考えると、自分の「やってみたい」の気持ちをぐっとこらえて、この国の「女性」らしくじっとした方が良さそう…と思えてくる。

私はこの国にいる以上、この国の考え方や文化を尊重し、合わせていきたいと思っている。しかしそれは自分の強みにまで影響を及ぼすものとは…。今まで女性であることをこんなに意識をした事がなかったし、初めて自分の性別を悔やんだ。絶望に近いかも。

自分の強みは万国共通ではなかった。それに気がついた今日この頃です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?