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この5つのプロンプトモデルを使いこなしましょう(要素分解とテンプレート付き)

以下で紹介する5つのプロンプトモデルを使いこなせば、与えられた情報をより深く掘りできます。今回これらのモデルの要素を分解し、テンプレートを付けします。

5つのモデル

  1. 比較・対比(Compare/Contrast)- このプロンプトは、複数の事物やアイデアを比較・対比することを求めます。例えば、「AとBの長所・短所を比較してください」といったものです。

  2. 帰納的推論(Inductive Reasoning)- このプロンプトは、与えられた具体的な例や事実から、一般的な原理や法則を導き出すように求めます。例えば、「与えられたデータから、ある傾向を予測してください」といったものです。

  3. 分析(Analyze)- このプロンプトは、与えられたテキストや情報を詳細に分析し、その背後にある要因や関係性を明らかにすることを求めます。例えば、「この小説のキャラクターについて、彼らの行動と心理を分析してください」といったものです。

  4. シミュレーション(Simulation)- このプロンプトは、与えられた状況やシステムをモデル化し、その挙動や結果を予測することを求めます。例えば、「ある交通事故のシミュレーションを行い、原因を特定してください」といったものです。

  5. 評価(Evaluate)- このプロンプトは、与えられた主張や立場を評価し、その正当性や信憑性を検証することを求めます。例えば、「ある政治家の演説について、その論理的妥当性を評価してください」といったものです。

プロンプトモデルの要素分解とテンプレート

  1. 比較・対比(Compare/Contrast)

    • 要素:

      • 比較する対象(例えば、AとB)

      • 比較する基準(例えば、長所・短所)

    • テンプレート: 「AとBを比較してください。長所・短所についてそれぞれ述べてください。」

  2. 帰納的推論(Inductive Reasoning)

    • 要素:

      • 具体的な例や事実

      • 導き出すべき一般的な原理や法則

    • テンプレート: 「与えられたデータから、ある傾向を見出し、一般的な原理や法則を導き出してください。」

  3. 分析(Analyze)

    • 要素:

      • 分析する対象(例えば、テキスト、データ)

      • 分析する観点(例えば、行動、心理)

    • テンプレート: 「このテキスト/データを分析し、その背後にある要因や関係性を明らかにしてください。具体的には、キャラクターの行動と心理について述べてください。」

  4. シミュレーション(Simulation)

    • 要素:

      • シミュレーションする対象(例えば、状況、システム)

      • 予測する結果

    • テンプレート: 「ある状況/システムのシミュレーションを行い、その挙動や結果を予測してください。具体的には、交通事故の原因を特定してください。」

  5. 評価(Evaluate)

    • 要素:

      • 評価する対象(例えば、主張、立場)

      • 評価する観点(例えば、論理的妥当性)

    • テンプレート: 「ある主張/立場を評価し、その正当性や信憑性を検証してください。具体的には、政治家の演説の論理的妥当性を評価してください。」

上記のモデルを以前紹介した「Act as」のモデルと一緒に使うとより正確で適切な回答が期待できます。


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