AJCC_ラップ分析予想
2023年アメリカJCCのラップ予測
中山芝2200mについて👇
最初の1コーナーまでの距離は約430m。
そこから外回りコースを使うため、2コーナーまでは直線に近い緩やかなカーブ。向正面の山の頂上から3~4コーナー中間までも、非常に緩やかなカーブを通ることになり、スピードに乗りやすい。
最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短でゴール前には高低差約2.2mの急坂がある。
ラップの特徴👇
ペースはそこまで速くならない低速の持続力勝負。
冬の中山らしくタフなレースで、パワーのある馬やスタミナに優れた馬を狙いたい。
また、右回りの非根幹距離への適性も考慮したい。
想定ラップ👇
ラップの形は中京競馬場の2000mや2200mと似ているので
昨年の1~3着馬が前走中日新聞杯組(中京芝2000m)から出走しているのも納得。
今回はラップ適性の他に以下の点にも注目しながら各馬を評価します🐼
参考データ
過去の3着内馬
年齢別
7歳以上の高齢馬でも馬券になるが、勝ち馬は6歳以下が中心。
前走クラス別
基本的には前走重賞組が中心で格も求められる。
前走距離別
前走1800m以下のレースから出走してくる馬の成績は0-0-1-17。
しかし、そもそも出走してきた馬はかなりの人気薄ばかりだった事は頭に入れておきたい。
各馬の評価
ガイアフォース 評価S
ラップ適性:○
非根幹距離2200mへの適性:○
総評:
同コースのセントライト記念では菊花賞馬のアスクビクターモアに先着して勝利なので適性と能力はもちろん上位。
しかしセントライト記念の3着内馬が翌年のAJCCの成績は0-2-0-5と勝ち切れていない。
取りこぼしの可能性は頭に入れておく。
エピファニー 評価B
ラップ適性:○
非根幹距離2200mへの適性:△
総評:
ラップからは持続力もある程度の瞬発力もあるのでレベルは高い。
しかしこれまでスローペースの1800mしか経験していない、重賞初挑戦の馬が想定2番人気。
オッズ妙味を考慮すると手は出しにくいのでB評価。
ノースブリッジ 評価B
ラップ適性:△
非根幹距離2200mへの適性:×
総評:
エプソムCのラップを見るとタフなレースでも好走可能。
しかし昨年は左回りのレースしか使われておらず、距離も2000m以下のみ。
そして着差1秒以上で大敗したのは2021年のセントライト記念(中山2200m)と2021年の青葉賞(東京2400m)
コースと距離へ大きな不安がありながら想定4番人気はどうか。
アリストテレス 評価C
ラップ適性:○
非根幹距離2200mへの適性:○
総評:
2021年に不良馬場で行われたAJCCを勝利。
タフなレースへの適性はもちろん高いが、早熟傾向の強いエピファネイア産駒で1年以上好走が無いのでさすがに買えない。
バビット 評価A
ラップ適性:○
非根幹距離2200mへの適性:○
総評:
2020年のセントライト記念の1着馬。
さらに長期休養明けで臨んだオールカマーでも4着に好走と中山芝2200mは得意舞台。鞍上もレースと相性が良い。
しかし同型のシャムロックヒルとテンの速さは差が無く、シャムロックヒル陣営も逃げ宣言をしているのでマイペースで逃げれるかは気になるところ。
ユーバーレーベン 評価B
ラップ適性:×
非根幹距離2200mへの適性:×
総評:
正直、ラップ適性や近年の成績を見れば買える要素が無い。
ステイゴールドの血統はレースと相性が良く個人的に好きな馬なので激走に期待したいが…
人気が落ちれば買い目には入れたい。
エヒト 評価S
ラップ適性:△
非根幹距離2200mへの適性:△
総評:
速い上がりが使えるタイプではないが、タフなレースで上位の脚を使える点が今回のレースとマッチする。
さらに血統面でも推せる材料が多数あり。
ユーバーレーベンが3コーナー過ぎから捲っていく展開が予想できるので、その後ろを七夕賞のように捲っていければエヒトが突き抜けてもおかしくない。
スタッドリー 評価B
ラップ適性:○
非根幹距離2200mへの適性:○
総評:
オリオンSの内容は高く評価。
クラスが上がる毎に時間がかかってきたタイプではあるが、晩成型で花開く可能性も感じる。
3勝クラスからの挑戦は厳しいものの、抑えたい一頭。
ブラックマジック 評価C
ラップ適性:×
非根幹距離2200mへの適性:△
総評:
過去のラップからはあまり評価できる点が見当たらない。
ラーゴム 評価A
ラップ適性:○
非根幹距離2200mへの適性:△
総評:
中山金杯でも注目した1頭。
前走は久しぶりの芝レースだったが最重量ハンデの58キロで上がり3位の末脚、勝ち馬と0.3秒差であれば評価したい内容。
ラップ適性は高く、芝2戦目での上昇があれば好勝負も可能とみる。
レインカルナティオ 評価C
ラップ適性:△
非根幹距離2200mへの適性:△
総評:
五稜郭Sでは持続ラップへ対応できることも証明してはいるが
同じくタフなレースになった中山金杯で3キロ差あったラーゴムに2馬身離されているのであれば斤量差の無くなる今回は厳しいとみるのが妥当。
レッドガラン 評価C
ラップ適性:×
非根幹距離2200mへの適性:△
総評:
適性や近走の成績、ローテも厳しい。
シャムロックヒル 評価C
ラップ適性:○
非根幹距離2200mへの適性:△
総評:
ラップへの適性はまずまず。
バビットの評価でも述べた通り、どちらが逃げるのか、気持ちよく逃げれるのかが鍵となる。
評価はバビットの方が上なのでこちらはC評価とするが、あからさまな前残り傾向があるのであれば見直しも必要。
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