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起立性調節障害の長男、病院を変える

長男が起立性調節障害と診断を受けるまで

の続きです。

治療法がないまま数か月を過ごし、長男は中2になりました。月に数回、欠席をする生活。たまたま次男がかかった病院の先生がいい先生だったので、長男のことを相談したところ、「起立性調節障害の診断は、ほかの病気の可能性をつぶさないと、本来はできない」と言われました。

その場ですぐに、ほかの大きめの病院に連絡し、予約を取ってくれました。とても親身になってくれて、すごく嬉しかった。それまで長男のことをここまで親身になってくれるお医者さんはいなかったから。

地域の中核病院の小児科に行くと、起立検査は午前中にやらないと意味がないと言われました。前の病院の起立検査、夕方だったんですが・・・さらに他の病気の可能性もあるので、血液検査、心電図、CTまで、いろんな検査を受けました。

で、結局は他の病気の可能性はなく、起立検査の数値も、前の病院よりはっきりでたので、起立性調節障害という診断を受けました。この病院では診断書ももらいました。

何か月かこの病院にも通ったけど、月に1回、ただ話を聞くだけで、なんの治療もない。前の病院と同じ。でも長男は全然よくならない。学校も月に何度も休むから、このままでは高校受験の時、とても不利になると焦っていました。

私の住む地域では、高校受験の推薦を受けるのに、3年間で欠席30日以内、と言う学校が多いのです。いくら起立性という診断書があるとはいえ、このまま月に何日も欠席が続いたら、高校受験はどうなっちゃうんだろう?

長男は小学生の時から学級委員や図書委員長をやったり、頭の回転もよく、友達もとても多いほうで、どちらかといえば優等生でした。だから正直、私は長男が地域の進学校に行って、大学に行くものだと思っていました。

今、思えば、長男の体調より、その先の受験の心配だなんてなんて親だ、って思えるのですが、当時は真剣に悩んでいました。近くに同じ病気の人もいないし、どうしたらいいの?これからどうなるの?

そして「起立性調節障害 親の会」を検索で見つけ、藁をもつかむ気持ちで参加したのが、中2の夏でした。


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