見出し画像

課題にまつわるリソースたち

ニューヨークライフバランス研究所の
ポジティブ心理学コーチング講座
第4回目が終了しました。

今回のテーマはリソース。


リソースって難しいですよね。
『資源』とか『財産』と訳されます。

私は時々『武器』と言った表現もします。

『あるもの全て』が『リソース』となるわけで、弱みや課題の周りにもたくさん落ちています。

私の課題

例えば、
私は『主人が子供をお風呂に入れてくれない』という課題を抱えています。

最近肝臓の数値が高く、ダイエットに目覚めた主人。
寝る前にエアロバイクを1時間ほど漕いでからシャワーを浴びて寝るのですが、
そのため、娘2人をお風呂に入れるのは私。
反響する子どもの声や、おもちゃだらけの湯船。
全く癒される事なく、
むしろどっと疲れるのが私のお風呂タイムなのです。

ここでの私のリソース。

まず外的リソースは、
主人がいること。娘が2人いる事。
お風呂がある事。エアロバイクがある事。
子どもが遊ぶおもちゃがある事。
娘と過ごす時間。
それくらいでしょうか?

内的リソースは、
主人が健康に目を向けてくれている事。
娘達がお風呂を楽しんでいる事。
私の娘への愛情と主人への愛情。でしょうか。

もしセッションなどであれば
私の話し方や表情からもリソースが見つかるかも知れません。


リソースとはあるもの全て。

不思議ですよね。
私は『1人で休む暇もない』と捉えていますが
見方を変えれば
『娘と過ごす時間がある』に変わります。

私は主人に『娘をお風呂に入れて欲しい』と言えずにいるのですが、それは主人の健康を考えた『愛情』とも言えます。

『ない』ではなく『ある』としてみるなら
『お風呂タイムが癒されない』が
『娘2人をお風呂に入れることができた』(よく頑張ってる私!)とも取れるわけで。


これを他人に、
『お子さんにもご主人にも愛情をもって接していらっしゃるんですね!
お子さんはお風呂が楽しいんですね。
毎日欠かさず続けられてるんですね!』なんて
言われたら。

やっている事は大したことないのに、泣いて喜んでしまいそうです。

何も解決していないのに。

何も解決していていなくても。

このように
たった一つのエピソードでも、沢山の情報が詰め込まれているんですね。

コーチの役目は、クライアントが『ない』と思っているリソースをどれだけ発見し、必要に応じてフィードバックする事。

例え解決に繋がっていなくても
『苦しかない』と思っていたものに
『苦以外のものがある』とわかり、人に認めてもらうだけでどれだけ心が軽くなるか。

クライアントとコーチの信頼関係にも、大きく関わってきます。

些細なことから、多くのリソースを見つける。
これは才能ではなく、注意深さ。
回数とコツを掴むため、日常の色んなことに目を向けていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?