理想に引き寄せられよう
ニューヨークライフバランス研究所の
ポジティブ心理学コーチング講座
第9回目が終了しました。
テーマは
理想を描く事の威力について。
『イメージトレーニング』(通称イメトレ)なんて言葉がありますが
具体的にありありとイメージする事が
どれほどの威力を持っているのか。
その研究結果などを学びました。
コーチングではビジョニングと呼ばれるスキルですが
ポジティブ心理学コーチングでは
ビジョニングに対する
準備運動も欠かせません。
ポジティブ感情が持つ力を
きちんと役立て進めていきます。
2つのクエッション
講座内では
『ミラクルクエッション』と
『タイムマシンクエッション』という二つのスキルを学びました。
『ミラクルクエッション』は
問題が明確であるクライエントに適しており、
『タイムマシンクエッション』は
問題が漠然としているクライエントに適しています。
あれやこれやと問題を抱えているクライアントが
全てが解決しているであろう未来に飛んだとき
そこはどんな世界なのか。
私が感じた
ポイントを3つご紹介します。
この2つのクエッションの1つ目のポイントは、
五感を使った質問をすることで
ビジョニングとしての効果だけでなく
クライアントを問題から切り離す目的も
叶えられているように感じました。
どんな音なのか
どんな匂いなのか
どんな味なのか
どんな会話なのか…
私自身、悩みの最中にいると
奇跡が起きなくても
タイムマシンに乗らなくても
『気にしていられない』のが実情です。
コーチから
問題と関係ない質問を与えられることで
問題以外のことに思考を巡らせる事ができるのも
クライアントにとって価値があるかもしれません。
未来は今の選択によって
いかようにも変わっていきます。
しかし、過去の経験は良くも悪くも財産であり
切り離す事は簡単ではありません。
一旦、問題と切り離し、
未来の自分はどんな経験をし、
理想を叶えたのかを考えれば
今から行う選択も
過去とは違うものになるでしょう。
そして
2つ目のポイントとして
『変わらない事実』があるという点。
両方に当てはまりますが、
特に『ミラクルクエッション』の
大きなポイントは
問題以外は変わっていません。
違うところもあるけれども
違わない点もある。
だからこそ、理想に現実味があり
希望に繋がるのだと思います。
3つ目のポイントは
コーチもアイデアを出す。
コーチングとは
基本的にクライアントの考えを引き出すことを
主としていて
アイデアを出すことはあまりしないように感じますが、
講義内のデモンストレーションではコーチも一緒にアイデアを出していました。
この効果は
コーチがクライアントの応援者になれる事だと思います。
実際の行動や選択は
クライアント本人がするものですし
クライアントの主体性が失われては
良好な関係性は築くことはできません。
しかし、
理想の世界に飛んだ時、
傍観者ではなく
ともに喜び楽しんでくれる
ワクワクしてくれる存在は『1人』という孤独感を救う事ができるように思います。
スイッチを作る
理想というゴールだけでなく過程についても
ありありと想像することで
脳から身体への指令も
『即行動』につながるものになります。
また理想を可視化したり聴覚、嗅覚と繋げると
プライマーという
『即行動』のスイッチとなります。
講義の中では
『失礼な』という単語をよく目にした被験者が
実験後、本当に失礼な態度をとるようになった。
という研究が紹介されましたが
日本語には漢字もありますし、
より文字から得る情報や影響は
大きいかも知れませんね。
コーチとしてビジョニングした際
何か理想を思い出せるものを作ってもいいかも
知れません。
理想で描いた服はどんな服ですか?と
ネットで探してもいいし。
未来の自分からのメッセージを
カードにして手帳に挟んでもいいですよね。
クライアントに薦める前に
自分でもどんどん活用したくなる
内容でした。
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