見出し画像

【第3話 人類の知恵】

夏って皆さん好きですか?僕はクーラーの効いた部屋にいられれば好きです。
でも灼熱の中外で動き回るのは苦手です🫠
年々暑くなっている気がする地球。
太陽になるつもりならやめておけと言っておこう。
そんな暑さに意識をもっていかれ朦朧としながらもこの記事を書いていこうではないかと思うのです。

という事で今回は圧倒的数字の力複利の効果についてみていこうと思います。


【ステージⅠ:はじまりの譜】

投資について政府を始め様々な所で声が上がる昨今、複利という言葉を聞いた事のある方も多い事でしょう。
複利について簡単に説明すると、利子にまた利子がつく事をいいます。

例えば
元本100万円に対して年間2%の金利がつく商品があっとします。
1年後は金利がつくので102万円になりますよね。
これに対し2年後は104万円ではなく104万4,000円になります。
この4,000円は1年後に利子で増えた分の2万円に対してついた利子になります。
このように利子にもさらに利子がつく事を複利といいます。

※ちなみに同じ金利2%で1年後も2年後も10年後もずっと元本100万円に対し2万円ずつ増えていく事を単利といいます。


さぁこの複利ですが実はテヘペロおじさんこと大天才アインシュタインが「複利は人類最大の発明」と名言を残すほどのものだったりもするのです。


【ステージⅡ:史上最大の褒美】

複利の何が凄いのかっていうのを説明するためにあるお話を見て頂きたいのです。
秀吉のご褒美という話をご存知でしょうか?


秀吉のご褒美
曽呂利新左衛門の功績をたたえ秀吉は何でもほしいものをやろうと言ったが新左衛門は辞退した。しかし 秀吉はどうしても何か受け取れと言うので、新左衛門は将棋盤とコメを持って来させた。「1升目には米1粒、2升目には2粒、3升目には4粒、次は8粒・・・・・と前の升目の2倍の米粒を次にというようにして毎日81日間だけください。」といった。
秀吉は「たったそれだけでよいのか」と笑っていった。

というお話。

結果この褒美により秀吉は大変困り果てる事になります。
それは81升目の米粒の数が

"2𥝱4178垓5163京9229兆2583億4941万2351粒"

となるからです。
とんでもない量ですね、𥝱(ジョ)とか垓(ガイ)なんて単位は日常で使わなすぎて漢字ググりました笑
流石の天下人もこの褒美は廃止せざるを得なかったのです。

これが倍々で増えていく数の力になるのですが、そんな米の話と複利がどう関係するんだとのお声が聞こえてきそうな気がするので軌道修正していきます(汗


ねずみ講ですね


【ステージⅢ:そこにヤツはいる】

先ほどの秀吉のご褒美で新左衛門がもらおうとした米粒の数を計算式で表すと2⁸¹-1となります。

数学が苦手な方でも一度は見た事があるだろう、数字の肩に数字が乗っているさも「あらいぐまラスカル」の如く存在するそいつ。
そうです指数というヤツです。


では複利の計算式はどうかというと。
元本 ×(1+年利率)ⁿ      (n=運用年数)

ここにもいましたね。
カワイイ顔して凶暴なラスカルnが。

利率と2倍とで単純比較はできませんが複利というものが先ほどのお話同様に絶大なパワーを持った存在であると言う事がお分かり頂けたでしょうか?


そんなとこにいたのか!


【ステージⅣ:複利は善か、悪か】

複利がなぜ人類最大の発明なのかを見てきたわけですが実は皆さんの大多数が複利の恩恵を一度は受けた事があるはずなのです。
それは銀行預金です。

しかし皆さんの中で銀行預金による複利の効果を実感している方はどれほどいらっしゃるでしょうか?
きっと認識すらできてないですみたいな方もいる事でしょう。ええ、僕もです…
その原因は今の日本が超低金利時代だからに他なりません。

一般的に0.001%とされている銀行預金で資産を倍にしたいと思った場合何年かかるかご存知でしょうか?
およそ7万2000年かかります。

いくら複利が凄いとはいえ元になる金利がマイクロサイズでは僕たちがその恩恵を認識する事はできないんですね( ´ʖ̫` )



では逆にカードローンにより年利14%でお金を借りて返さずにいた場合何年で借金が倍になるでしょう?

大体5年で借金は倍になりますガク((( ;゚Д゚)))ブル

この複利の効果を有効に使えるかどうかというのはこの社会においてはとても重要な意味をもっているんですね。


最後に人類最大の発明と言ったアインシュタインの名言には続きがありますのでご紹介して終わりたいと思います。



「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

by アルベルト・アインシュタイン



エンドロール
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
乱文で申し訳ないところですが皆様に少しでもお役に立てていれば嬉しいです。
3話にしてそろそろネタ切れ感がありますが焦らずいきますので次回更新を気長にお待ち下さい。

ではまた次回の冒険で!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?