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no.2 義母帰る…準備が超大変

昨年末、義母を特別養護老人ホームから退所させることを施設側に申し出た。退所後、誰が義母の世話をするのか、など聞かれる。その辺りの確認なしに、帰すわけにはいかないのだとか。なるほど。

退所日は2023年1月中旬の午後と決まる。
入所したのは2019年4月、当時、義母は90歳で要介護度は「4」だった。
持病もあったから、この施設が義母の終の住処になるのだろうと、思っていた。
が、しかし、義母は生きて再び、戻ってくる。
アンビリーバボォー(*_*) である。

施設のケアマネージャーさん(以下、ケアマネ氏と表記)の話をまとめると、現在の義母の様子は、
①基本、車椅子とベッドの上での生活
②お風呂は週2回のシャワー浴 
 ←入所前はお風呂に入ると具合が悪くなるという理由で入浴拒否。
  清拭のみだった。
③完全におむつ
④とろみ食(歯がないので)を好き嫌いなく、時間をかけて食べている。
⑤ココアが好き、とろみをつけて飲んでいる。
 ←初耳である。
⑥点滴は受けていない。毎食後に1錠の薬の服用のみ。
 ←入所前は週2回の点滴(気休め?)が欠かせなかった。
⑦大きな声で話せば聞こえる。認知症はある。
⑧義母から聞かれるのは、感謝の言葉が多い。
 ←(!)帰ってくることを残念に思っているのは義母自身かも知れぬ。
⑨衰えは進んでいる。

この日を境に、母のケアプランは、居宅サービス担当のケアマネ氏に引き継がれた。早速、介護保険の範囲で受けられるサービス(おむつ交換をしてくれる事業所の選定)と入浴サービス、福祉器具(ベッド、ベッド用サイドテーブル、車椅子、折り畳み式スロープ)のレンタル、訪問看護を受けるための手続きが始まった。

まず、年明けの1月4日にベッドのサイズを決めるため、ケアマネ氏と福祉用具のレンタル業者の方が下見に来るとの連絡が入った。そうなると、その前に、ベッドが入るスペース確保しておかなくてはならない。
そのためには、不用品(わけのわからないものが沢山ある)を処分しなくてはならないだろう。大がかりな掃除もしなくてはならない。

もう一つ、問題なのは、最近の義父は黙って出かけ、帰ってこられなくなったり、転倒してけがをしているところを、通りかかりの人に助けられ帰って来たり、救急車で病院に運ばれたりすること。

年末年始のうち、何日か日中だけでも預かってもらえないか、義姉にメールで打診してみた。(夫の提案だが、二人は直接話したがらないため、連絡役は私である)
いつもは、なかなか返信がないというのに、このときばかりは速攻で返信があった。
「無理です。」
(!)
仕事なのだとか・・・はい、はい、わかりましたとも。

こうして、2022年の幕が閉じたのであった(涙)

在宅介護*観察日記『義母帰る』

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