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在宅介護*観察日記『義母帰る』

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要介護4(→5)の義母(90代)が特養からまさかのリターン。同居の義父(90代)はアルツハイマー型認知症が進行中。再びの在宅介護は夫(60代)が中心。老後ノープランの義父母を、引…
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#デイサービス

no.11 続きの話…もうすぐ桃の節句という頃

在宅介護は、心理的にも肉体的にも、負担が大きい。 義母がデイサービスに行く日だけ、夫は半日ほど介護から解放される。 それから、在宅介護は来訪者が多い。 介護サービスなしでは、在宅介護はできないから、仕方がないのだけど、 在宅介護をしていると、家の中で、いろいろな人とすれ違う。 ケアマネ氏、ヘルパーさん、訪問診療の医師、看護師など。感謝の思いは尽きない。それでも、夫も同居の家族も、それなりに気は使う。 というわけで、夫も私もデイサービスを心待ちにしているのだ。 とくにこの日は、

no.10【閲覧に注意】義母と義父、夫婦の絆って?

義母の「在宅介護」復活から、ひと月ほど経った頃、事件は起きた。 早朝巡回のヘルパーさんから、義母が下痢をしていたと聞く。いっぺんで目が覚める。 下痢は結構な規模で、着ていたパジャマ、肌着(上下)、防水シーツ、その下に敷いてあったシーツまでも汚れた。 ヘルパーさんは、義母の体を拭き、着替えをし、汚れ物を大まかに片付けて下さっていた。感謝しかない。 この日は祝日だったが、デイサービスは通常通りにあり、朝9時半に送迎の車が来た。職員の方に事情を話し、施設でも様子を見てもらうこと