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在宅介護*観察日記『義母帰る』

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要介護4(→5)の義母(90代)が特養からまさかのリターン。同居の義父(90代)はアルツハイマー型認知症が進行中。再びの在宅介護は夫(60代)が中心。老後ノープランの義父母を、引…
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#ショートステイ

no.19 義母らしい出来事

義母は、2回目のショートステイへ行った。 40年もの間、自宅から出ることがなかったことを思えば、 最近は頻繁に外出をしていることになる。 前回のショートステイでは、床ずれができるという、アンビリーバボーな事件があり、今回は別の施設を利用することにした。 今回、お世話になる施設では、洗濯をしてもらえる。 なので、着替えはパジャマと下着(上下)を2~3組でよいとのこと。 普段着は必要ない(実際、必要ないのである)。 あとは、日数分の口腔ケア用スポンジ、不織布のマスク、薬と処方

no.17 義母、床ずれができる…

義母が5泊6日のショートステイから帰ってきた。 背中に4か所、床ずれができていた。 まったく、思いがけないことだった。 夫が義母を迎えに出たとき、ショートステイ先の職員の方から「床ずれがある」と言われたそうだ。 「ショートステイの前には、床ずれはなかったですよ」と言うと、 「こちら(ショートステイ)で、できたのかな?」と言われたとか。 なんと言うか、反応が軽くないか? 連絡帳を見てみると、 「背部にびらん4か所あります。ゲンタマイシン+ガーゼで保護してあります」とあった。

no.16 義母、ショートステイへ行く

義母が退所後はじめて、5泊6日のショートステイへ行く。 ショートステイは、入所前に一度、利用したことがあるのだが、 そのときは「あんなところ、二度と行かない」と、 さんざんな言いようであった。 けれど、要介護5となった今は、どこへ行こうと、何泊しようと、義母から文句を言われることはないのである。 思えば、義母が特養に入所している間は、何も考えなくてよかった。 とくに、最後の方は、義母のことなど、ほとんど忘れてかけていた。 そんな私ですら、在宅介護が始まってからは一転、義