「第一章 悪い有機農家の章④」～初仕事はお見舞い～

前の仕事を退職する事ができたので、ようやく住み込みで本格的に農業の仕事ができるようになりました。

その初仕事はなんと、、

お見舞いでした。

研修生の女の子が仕事のストレスで精神科病院に入院してしまいました。

出勤時間になっても出てこなく、部屋の呼び鈴をならし叫んでも出てこないので管理人に部屋のドアを開けてもらったそうです。

すると、包丁を握りしめて気を失った状態で発見されました。

お見舞いに行った数日後、両親が迎えに来て都会に帰ってしまいました。
一緒に働く人が一人減ってしまったのは残念でした。

自分は大丈夫と思いながらようやく本格的に仕事を始める事になりました。

つづく