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施工について

今回はパン屋の内装設計についてまとめようと思います。

パン屋の物件を元々ご紹介してくださったのが町内の施工会社の社員の方だったため、S建設様に施工をお願いすることにしました。

本来、こういった大きな買い物の場合相見積を取るのが定石かとは思いますが、物件のご恩があるので一社のみの見積もり依頼です。

歯医者の内装からパン屋の内装へどのように変えてどのくらいの費用になるのかというお話です。(元歯医者の建物でパン屋を開業するケースは稀だと思うので参考になるかどうかはわかりませんが…)

まず、4月に初めて施工会社の方へ見積もりをお願いしに行きました。

何も手付かずの内装図がこちらです。

R030706-くに歯科パン屋 (1)_ページ_1

で、私が店舗として改装したい希望図面がこちら↓↓↓(汚い字ですみません)

無題16_20210410085148

この内装に必要な工事をざっと書き出すと以下の通りです。

・靴箱の後ろの壁を抜いて販売スペースへの導線を作る。

・診察室の部分を販売スペースへ作り変える(歯医者の後なので配管やら電気設備の付いていた跡が多々あり床下工事が多々ある)

・待合室をイートインスペースへ作り変える。

・レントゲン室を撤去して工房へ作り変える。

大雑把に書き出すとこういった形で建築工事が主なものになります。

これを元に作ってもらった図面がこちら↓(ここに至るまで2ヶ月程度)

機材の内容変更だったり店内の配置変更だったり様々な打ち合わせを重ねてようやくここまでたどり着きました。

R030706-くに歯科パン屋 (1)_ページ_2

最初の図面と比べると壁を抜いたり什器を配置したりとかなり大掛かりな改装になっています。工房の床は全面コンクリート。

めちゃめちゃ細かいので気になる方はダウンロードして拡大してみてください💦

で、外観もしっかりこだわったほうがいいと施工会社のかたからアドバイス?をいただき外観のイメージとして提出した画像がこちら。

スクリーンショット 2021-10-07 16.32.41

ネットで拾った画像を貼り合わせて外観イメージを作成しました。

ちなみに現状の元歯医者の外観がこちら↓

画像4

この外観の施工は建設会社ではなく建具の業者さんへ依頼しました。

建築会社が建具の会社へ施工依頼する形でこちらへは見積もりを一つにまとめて作っていただきました。

ここで予定外だったのが、冬季の冷え込み(地域柄-20℃くらいまで余裕で冷え込みます)によって凍結し配管がほぼ使い物にならず全て取り替えという悪夢のような展開…。これが中古物件の怖さ。

きっちり水落としをしていないと一冬越しただけで配管がダメになります。

結局このなんやかんやで施工費用が内装・外装合わせて1200万円に。マジで…💦

高くても800万円と想定していた。大大大予算オーバー!!!

外観は早々に諦め、現状の外観を生かして工夫しようということになりました。

でも配管全取っ替えが予定外だし仕方ないのか…と半ば諦め半ばやけくそでここまでまとめるのに3ヶ月ほどかかっていたためもう待てないと思い、残念な気持ちを引きずりながら家族へ報告しました。

と、ここで会社経営をしている夫から待った!がかかり、緊急家族会議(機材のお話でも触れたので割愛)その結果…

変更点は下記の通り↓

・イートインなし

・イートインがないのでお客様用トイレ作らない

・イートインの予定だったところを販売スペースに

販売スペースを待合室の部分へ変更することで、診察室の配管関係をいじらず床を剥がす必要もなくなりさらに玄関から壁を抜かなくても既存のドアで間に合うので大幅に費用ダウン!

さらに工房の床が全面コンクリートだったところを最終的に重たい機器を置く半分だけに。

ここまでかなり時間をかけて図面を作り上げただけに大幅な変更はすごく勇気がいりました…設計士さんに申し訳なくて💦

ただ、設計士さんがとてもいい方で親身に色々聞いてくださり、減額案なども都度出してくださっていたので信頼して変更をお願いしました。

ここから出てきた図面がこちら

施工前後図面_ページ_2

従業員トイレは破損していたため直します。

そのほか、現状の壊れているボイラーを撤去して付け替えるのではなく、新たに資材置き場の片隅に設置することで撤去費用を節約。

さらに売り場の改装は私自身が手がけるという形でなんとか410万円まで抑えました。

平台販売からショーケース販売に切り替えたのでショーケースは別途家具屋さんへオーダーします。

最初の見積もりの三分の一程度に抑えられてホッとしています。
ちなみにレントゲン室の撤去費用は含まれていません。

というのも、レントゲン室を撤去しないことには床の状態がわからず図面も確かなものが出せないと言われ、補助金の対象外になっても先に撤去してしまおうという流れでした。

撤去費用は人件費や雑費込みで19万円。うん…まぁ…仕方ない。

8月末の審査に間に合うように見積もりお願いしてあったのにお盆明けのレントゲン室撤去が、業者の手が空かないとかで1週間かかり(実質動いていたのは2日)見積もりも審査までにはできると言われていたものが一向に出てこず結局8月31日の提出になり実際審査会は9月になってしまいました。

催促するのもなぁと思いずっと待っていたのがいけなかったのか…

これから業者にお願いする方々、マジで催促はした方がいいと思います。

私の後悔ポイント。

審査会が開かれたのが9月15日。(議会が立て込んでいるとかで普通なら2週間以内の審査も遅れ気味)

前回の記事では審査会の結果書類を待っていましたが、実は審査会で可決されたという電話の後すぐ着手して良かったらしいです…

ここで1週間無駄にしました💦

なんやかんやで9月21日の週に施工会社に着手依頼をし、ようやく進み始める!かと思いきや他の工事が立て込んでいて着手まで時間がかかるとのこと…

前回も書きましたが、業者と行政は遅れる

9月いっぱいで工事を終えて10月試作して11月にはオープンしたいと思っていた当初の予定は何処へやら

12月にはオープンしたい気持ちはありますが、師走にオープンするのもなぁと思いなんとなく気持ちを新たに年明けにしようかなぁなんて考えるこの頃です。

なんだかんだで着工したのは10月4日でした。

9月どこいった?ってくらいパン屋の準備何もしてない。(9月激務だった夫の会社の手伝いをしていました)

着工後の情報についてはまた今度にします。

4月から準備を始めて10月着工までの長い長い記事を読んでいただきありがとうございました。


毎度のこと、拙い文章でつらつらと記載してます。

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