未経験・資格なしでオンライン日本語講師になるまで〜part 3〜
こんにちは。2021年夏頃から現在まで続けているオンラインでの日本語講師のアルバイト経験について記録用に残しておきたいと思います。
日本語講師として働いてみたい!語学力を使って仕事をしたい!と思っている人は、参考にしていただければ嬉しいです。
今回は、実際のレッスンについてお話ししたいと思います!
今まで私が受け持った生徒さんの大半は完全なる初心者です。少し単語を知っているぐらい。
初心者の生徒さんには、まず自分紹介が日本語でできるようにする、そして基本的な質問ができることを目標にしています。
例えば…
名前、住んでいるところ、好きなもの・こと、嫌いなもの・こと など
また、質問と答えセットで教えると、5W1Hの学習にも繋がるので、そこから発展させて新たな単語や動詞を次々に教えていきます。
これは、個人的な意見なのと、生徒のニーズや性格にもよるのですが、教えたことを完全に覚えてから、次を教えるのではなく、忘れててもいいから知りたいと思うものをどんどん教えてしまっています。
私の言語習得の経験からですが、結局のところ自分が知りたい、言いたいと思うものでないと言語は身につかないと思っています。試験や仕事で勉強しなければいけない人は違いますが、私の生徒さんは、日本語が話してみたいという方が多いので、講師側が教えることを全てコントロールしないことを意識しています。
このように少しずつ単語を増やしていき、数ヶ月すると自分に起きた出来事、今後の予定、発展させた自己紹介などを日本語で質問して答えることができるようになります!
カリキュラムなどはなく、生徒一人一人のペースに合わせて進んでいきます。教材と呼べるかは分かりませんが、自分でパワポを使って作成した画像を教材として使っています。
次に中級者から上級者向けのレッスンについてお話しします。
すでに日本語がとても上手な生徒さんを何人か受け持ったことがあります。留学していた方や大学で勉強していた方、あとはドラマやアニメで独学で勉強していた方など様々です。
こういった生徒さんのレッスンは、全て日本語で行い、英語はほぼ使いません。分からない単語があっても、日本語で説明するようにしています。
ただ、個人的には中上級者向けのレッスンの方が難しいなと感じることが多いです。なぜなら、日本語が上手すぎて何を教えたらいいのか分からないからです(笑)50分間ノンストップでフリートークし続ける難しさを感じています。
私は様々な工夫をしてきましたが、正直まだ正解を掴めてはいません。
今まで行ったこととしては、動画を一緒に見て解説(YouTube)、ニュースを持ってきて議論する、独特な言い回しを紹介、擬音語、敬語(尊敬語、謙譲語など)などです。
日本語レベルの高い生徒さんは、せっかく学んだ日本語を忘れたくない、使う予定はないけど日本語をもっと上達させたいという方が多いので、そのニーズにどこまで応えられるかが勝負だと感じています。
経験も資格もない私のレッスンを予約してくださる方々は、「趣味」として日本語を学びたい方が多いです。しかし、皆さん熱心に日本語を学習しようとしてくれています。日本人として、こんなに嬉しいことはなく、感謝の気持ちでいっぱいです。
だからこそ、どうやったらモチベーションを上げてくれるか、もっと日本語を話せるようになりたいと思ってくれるか、気持ちを引き上げる方法を今も模索しています…
次回は、実際にあった生徒とのトラブルとその解決法について話します〜