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「置き配」どこまでできるか考えてみた

新型コロナウイルスの影響で、宅急便やピザ配達で「置き配」が増えていくという記事を目にした。

 少し前の経産省の資料では、再配達が配達件数の15%を占めているから運転手の負荷を下げるために置き配を推奨していたけど、宅配便だけではなく他の業界にも普及していくようだ。

 物流業界で、トラック運転手の負荷を軽減する為に「置き配」が増えていくみたいなので、どこまで出来るかを考えてみた。

 個人利用が増えていて宅配ニーズがあるのは、車などが代表だと思う。
シェアレンタカーは、決められた駐車場に行き、ICタグカードで鍵を開けて利用できる。
 きっと、自動運転が普及したらレンタカーは自宅まで配達できて、「置き配」出来るのでは無いかと考える。

他には、水のタンクなど定期配達を行う物品を考えてみたけど、空のタンクを返却する必要があると思うので、「置き配」にすると回収の為に再訪問が必要になるから、トラック運転手の負荷が増えてしまう

 「置き配の普及」=「トラック運転手の負荷軽減」とは限らないのかも知れない。

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いろいろな資料を見ていると、「置き配」を実施している企業はセキュリティや風雨対策が必要で、ちゃんとした管理システムの構築が課題みたいだ。
「トラック運転手の負荷軽減」が「置き配」のきっかけだったみたいだけど、今は「置き配」をするための情報が多くて、色々な業界で「置き配」で出来るようになりそうだ。

 改めて、「トラック運転手の負荷軽減」を目的としたときに、自宅に届く前の物流網で「置き配」が出来るかも考えてみた。

「置き配」を行うための管理システムの構築はGPS情報、バーコードやICタグなどを組み合わせているようなので、風雨対策が出来る現場であれば、物流網の中でも出来るのではないかと思う。

 一般的な物流網は、「送り主が荷物を預ける」-「仕分けセンターで送り先ごとに分ける」-「トラックに積んで各地域の仕分けセンターへ運ぶ」-「仕分けセンターから届け先に配達する運転手に荷物を渡す」-「届け先に配達する」の流れになると思う。

 この中で、「トラック運転手の負荷」になっているのが、駐車場でコンテナやシャーシを探す時間や、積み込みの為の順番待ちである事を知った。

 なんと、コンテナやシャーシの受け取り時間は、標準で1時間待ち、コンテナやシャーシを探したりしていると、2時間以上駐車場にいるらしい

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忙しいトラック運転手が、運転する前に2時間以上も駐車場に滞在しないといけないのは不思議である。

 決まったところに置いてあるコンテナを運転手が受け取る「置き配」なら、そんな時間はかかるはずがないと考えたが、よくよく調べると「置き配」が出来ない理由が見えてきた。

 「置き配」をするためには、決まった場所に置いてあることが重要だが、駐車場のどこに置いてあるかを調べる方法は自動化出来てないらしい。

 
 普段スマホアプリや車のナビで位置情報を見れているから、簡単に出来ると思ってたけど、自動化できない理由は、一般的なGPSの精度が10m以上だから駐車場サイズだと位置の特定する事が出来ないかららしい。

 某ドラマでトラクターの自動運転を見た時にはGPSの精度がcmレベルだったから、それを使えば出来ると思ったら、びっくりするほど高かった。
 もっと安くしないと、コンテナやシャーシに取り付けは出来そうにない。

 これがきっかけで、「GPSトラッカー」を作ってみる事にした。

                            PALTEK TEAM.i NoW.young

つづく

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