夏のTシャツ つぶぞろい
まずは、ベーシックな無地を。
何枚でも欲しくなるシンプルなTシャツは、色と素材にこだわりを。
生地には「ラフィ」という糸をつかっています。不均一で自然な太細がある糸で、どこかこなれたヴィンテージ風。
さらに、Tシャツのかたちにしてから染色をする製品染を施しているので、雰囲気がある一枚です。
オリジナルの色つけをしていて、今回は、南風格子柄から色をチョイスしました。
実はこの色つけも、染テストを繰り返して出来た色なんです。もうちょっと濃く……色みを黄みにしたい……と、微妙な調整を重ねています。
薄手でくったりと肌なじみがよくリラックスした着心地です。
真夏以外もインナーとして役立つんですよ。
ラフィをオリジナル調合でワタから染めた、メランジ感が雰囲気たっぷりのTシャツもオススメです。
スタッフもよくリピートしているアイテムで、生地感が厚すぎず薄すぎず、ちょうど良いんです。
着崩れもしにくく、万人に着やすいデザインなのでプレゼントにも良いんですよ。
おつぎは、柄もの。
夏らしい総柄のカットソーです。
総柄とは、全体に柄が入っているもの。
実が日本のブルーベリーとも呼ばれる「ナツハゼ」の花を描きました。コロンとした愛らしい姿に渋色のネイビーとセピアを使っています。
パラスパレスの花柄は、すべて原画からスタッフが描き起こしています。大きな範囲で描いているので、一着の中に同じ花がほとんど入らないのもこだわりポイントなんですよ。
生地にはラフィを使っています。柄がない部分もラフィの表情が出て、のっぺりしないのも魅力です。
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そして、ワンポイント柄
総柄とはちがい、部分的に柄を入れたもの。
夏らしい花、ひまわりと芙蓉です。
水彩画の瑞々しい雰囲気をそのままに、人の手で一色ずつ手摺りしています。
紺色ひとつにしてもグラデーションを表現するため「濃・中・淡」と3つの版に作り分け、一色ずつ重ね濃淡が生まれているんですよ。
こちらの生地にもラフィを使っています。
ラフィにワンポイントのプリントをすると、糸の自然なケバ感と相まって、より味わいある柄になるのがとても気に入っています。
刺繍のしりとり柄
夏のモチーフをしりとりした、ユニークな柄です。
実は、しりとりも2種類あるんです。
柄担当のスタッフが、うんうんと唸りながらしりとりを考える様子が微笑ましかったです。
ロゴTをお探しであれば
日本各地のありがとうの方言をロゴにしています。
旅のテーマから生まれたTシャツです。
日本各地の方言を調べることからはじめました。
知らなかった言葉もあり、日本語の奥深い扉を開いてしまったような気分……。
候補を絞って、図案を描いて、さらに厳選します。
関西でおなじみの「おおきに」
そして、青森の「めやぐだ」
島根、愛媛、九州の一部で使う「だんだん」
青森出身の方にきいたところ、「めやぐだ」は南部地方、下北地方では使わないので、津軽地方なのでは?と、地域差がおもしろいですね。
「迷惑かけたね、ありがとうねー」のニュアンスだそうでなんだか県民性を感じるような。ご存知の方がいたら教えてください。
「だんだん」は島根、出雲地方で多く使われています。可愛らしい響きですよね。
一説には「重ね重ね、ありがとう」の意味で、重ね重ね=だんだんが、かたちをかえたそう。生で聞いてみたいものです。
こちらも薄手のラフィに製品染をして、その後手摺りプリントという手間のかかったもの。柄も着心地もおすすめのTシャツができました。
ぱっと見、日本語の方言とは思えないような楽しい仕上がり。
夏の気分をあげるTシャツになればと思います。
Tシャツから夏支度。これ以外にも続々登場します。
お店にてぜひご覧くださいね。
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