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イラストレーターになりたいなら近道ばかり探すのをやめてみる

オリジナル記事掲載日:2021年8月5日

イラストレーターに限らず
「何かになりたい」と
望みながら叶わない人って、
近道を探しすぎな気がしました。

過去の自分自身や、
自分がよく見る世界が
たまたまそうだっただけ
かも知れないので、
一つの意見として参考に
していただければ幸いです。

* * *

うまくいかない、
なかなか叶わないと
悩んでいるときって、
つい「最善の道」とか
「最短の道」とか
「効率の良い方法」
ばかり探しません?


「これさえやれば劇的に
絵が上手くなる方法」とか
「絵を売るための3つのポイント」
みたいな動画ばっかり
見てしまいません?

いや、それも確かに
参考にはなるんですけどね(^^;

経験上、私が最も
うまくいっていないときは
「最善」「最短」「効率」
ばかりを重視していました。

それらを重視するのが
いけないという意味ではなく、
「そればかり」に注視していると
よくない結果になりやすい、

という意味です。

どうしてかというと、
「最善」や「最短」などを
望んでいるとき、人間は
どうしても他力本願に
なりやすい
んですよ。

「誰かがやり方を教えてくれる」
「誰かが何とかしてくれる」
「誰かの言う通りにやればうまくいく」
みたいな感じで。

しかし、実際動くのは
自分なんですよね。

本を読んだり動画を見たり
人の話を聞いたりして
知識を蓄えるのは
めちゃくちゃいいことなんですけど、
そこで「実践」できない(しない)
のであれば、宝の持ち腐れです。

また、1回やってみただけで
「もうやめた!」となるのも同じです。

たとえば
「これさえ押さえておけば
劇的に絵が上手くなる3つの方法」
みたいなのも、
結局は「それを踏まえて
たくさん描く」ことで
上手くなる
んです。

画力って結局のところ
「どれだけ沢山描いたか」
なんじゃないかと
最近思うんですよ。

もちろん、知識やコツや
練習法を知らないで
ただやみくもに
コツコツ描いていても
上手くはならないんですけど……。
(※過去の私それ。下記記事参照のこと↓)

知識だけ吸収して
全然描かない人と、
知識はないけどとにかく
いっぱい描く人だったら、
とにかくいっぱい
描く人のほうがうまくなります。

とすると。

同程度の知識がある状態で
月50枚練習イラストを描く人と
月1枚練習イラストを描く人だったら、
50枚描く人のほうが
格段にうまくなるわけです。
(※2人とも同程度のクオリティで描く場合)

「絵は才能」とかいろんな人が
言ってますけど、
「絵は描いた数」だと
私は考えています。

「絵を売る」「絵の仕事をする」
も同じです。

知識を実践できる人、
たくさん営業できる人のほうが
うまくいきやすいです。

「コツコツやれる」
「たくさんやれる」
「実践できる」人が
知識や情報を手に入れたら、
ほんと鬼に金棒ですよ。


てなことを、自分の
ポートフォリオサイトを
更新しながら思いました。

更新が全然追いついてない
ポートフォリオサイト
なんですけどね……
(実績紹介する暇もなく
すぐ次の依頼をいただけている
ということなので、
ある意味いいことなのかも)

実際のところ私は
ブログ(note)・SNSから
仕事獲得ができているんで、
「ポートフォリオサイト要るんか?」
って感じなのです。

しかしやっぱり
「ブログやSNSで存在を知ったけど、
ポートフォリオサイトで今までの
制作物をみて依頼する」
という方もいらっしゃるので、
バカにはできないんですな。

あと自分自身にもいい影響があります。
過去作ってきた成果物をみていると、
「いろいろ実践してきたなあ」とか
「この時のこれが、
今のこれに繋がってるじゃん」とか
いろいろ発見があって面白いのです。

私が「近道」ばかりにこだわるのをやめ、
知識や情報を得てコツコツ沢山やってきた
証でもあります。

気づいたら10年やってきた程度の
イラストレーターなので
そんなに偉そうなことは言えませんが、
筆を曲げることはあっても
筆を折ることはなく、
ここまで走り抜けてきました。

なのでこの記事を読んでいる
あなたがもし、
一気にバカ売れするよりも
息の長いイラストレーターに
なりたいと望む
のなら、

「近道」を探すの
やめてみてはどうでしょうか。

誰かを頼るのは大事なことです。
でも、誰かに寄りかかるより前に、
自分の力を自分で信じてあげる
ことのほうが、もっと大事
です。

大丈夫、あなたがやっていること、
全部無駄になったりしないので。

ごきげんよう、さようなら。

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