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フムス

フムス、またはホンモス(حُمُّص/hummus)という料理を耳にしたことはあるでしょうか? 最初の投稿ではパレスチナの食卓に欠かせないこの豆料理をご紹介したいと思います。

代表部で先日開催しました大使夫人による料理教室でもご紹介しましたが、このフムスは主に中東地域においてパレスチナの他にレバノン、ヨルダン、シリア、イラク等非常に広い地域で食べられているひよこ豆のペーストです。多くのアラブ人はフムスをさらに盛り付け、円形に窪みをつけその中にエクストラバージンオリーブオイルを注ぎます。

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写真は3月に代表部が開催したオンラインイベントで大使夫人が実際にフムスを作っているところです。それではレシピを見てみましょう!

レシピ

用意するもの

1. 乾燥ひよこ豆 250g またはひよこ豆の缶詰15オンス入り(約424グラム)
2. レモン果汁 1/4カップ
3. タヒニ(ゴマのペースト) 1/3カップ
4. にんにく ひとかけ
5. 冷水 1/4カップ
6. お好みの塩加減
7. 飾り用:オリーブオイル大さじ2、パセリのみじん切り、パプリカパウダー、ひよこ豆

作り方

1. 乾燥ひよこ豆を使う場合には、一晩漬け、良く洗ったのち、たっぷりの水でやわらかくなるまで茹でてから使う。
2. 缶詰を使う場合には、まず、缶の中の水を捨て、ひよこ豆だけを使う。
3. 全ての材料をフードプロセッサーでなめらかになるまでよく混ぜて、お皿にのせる。
4. 飾り用のオリーブオイル、パセリ、パプリカパウダーで飾り付ける。お好みでクミンも。

ピタ・パンを添える場合には、180度のオーブンで軽く焼き目をつけておくとよいでしょう。

詳しくは代表部の公式クックパッドページでもご覧いただけます。


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写真はイベントで大使夫人が作ったパレスチナ/アラブの料理です(フムスは中央上部)。お手軽、、とはいえないかも知れませんが是非皆さんも自家製フムスに挑戦してみてはいかがでしょうか? またフムスを売る店は日本にも多くあります。

フムスはどこの料理?

フムスは先述のとおり広く食べられている料理ですが、実はパレスチナとレバノン の間で本家争いがあったこともあります。2009年にレバノンのベイルートで重さ2トンのフムスが作られギネスに登録されましたが、これに対抗してエルサレム近郊のパレスチナのアブー・ゴーシュ (أبو غوش)村でベイルートのフムスを大きく上回る4トンのフムスが作られギネスを更新しました。写真はアブー・ゴーシュ村の巨大フムスです。

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本家争いがその後どうなったのか、ご興味ある方は是非調べてみてください!


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