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朝食に縛られた私

朝飯にはいつも振り回されてきました。
朝食は食べた方がいい、朝食は食べない方がいい。
どっちの見解もあったから。

私は食べたい。でも食べると太っちゃうから食べない。
本当は食べたい。でも食べない方がきれいになるみたいだから我慢する。
やっぱり朝はエネルギーを取り入れるのがいいみたい。
だから朝はしっかり食べよう。ご飯と味噌汁。大好きな卵かけご飯。

などなど。何往復もぐるぐるぐるぐる行ったり来たり。
考えを巡らせる。食べてみる。食べないでみる。
そのパターンを繰り返していた。

最近思うこと。感じていること。
こだわり過ぎなくていいかも。
食べると決めたなら必ず食べる。食べないと決めたなら絶対食べない。
完璧主義な傾向がみられる私は白黒はっきりさせたいのか、
極端になりがち。

この論を信じて突き進むと決めたら少し違和感を感じたとしてもずっとそのまま。
朝しっかり食べて何だか今日は体が重くていつもの調子がでないなぁ、とか思ったとしても、すぐさま頭で否定する。その思いを消し去る。
そんな違和感感じてなかったことにする。
その代わり、「やっぱり朝からしっかり食べると調子がいいな」にすり替える。
これ無意識だったの。こわいよね。
落ち着いて自分を俯瞰して見られるようになってようやく気がついた事実。

食べない論を突き進んでいる時期は、
お腹がぺこぺこでふらふらするなぁ。何かいつもよりいらいらするなぁと感じる日があったとしても、そんな違和感はなから感じてなかったことに。
無意識にその感覚を消し去って、代わりに
「やっぱり朝食を食べないと体が軽くて調子がいいな」で上書きする。
最初からそう感じていたかのように。

自分が信じて実践しているスタイルが合っていないということを認めたくないのだと思う。
その論を信じた私が間違っていたことになってしまうから。
失敗したことになってしまうから。
常に完璧な状態でいたかったんだね。

自分がそう思っていることにすら気づかなかった私。
なぜかいつも満たされなくて不安を感じて周囲と比べていたのは
これが理由だったのかしら。

間違えたっていい。
途中で信じているものが変わってもいい。
言っていることが変わってもいい。
その時の私はそれがいいと感じたんだから。

やっぱり違ったなって思ったら素直に
これだ!と思ってやってみたけど、やっぱり違ったわって
軽々乗り換えていいんだよ😊

一つの視点や考えに捉われるとはこういうことなのか。
そして私はそうやってカチコチに凝り固まるような偏った捉え方をしていたのか。
私は柔軟な考えをもっている、私はどんな考えにもとらわれず、
自由な発想が出来ていると完全に思い込んでいた。

ショックでもある。
あぁ、私はこんなにも頑固でルールにがちがちな考えをしていたのか。
人と比べて私はとても柔軟な考え方ができていると信じて疑わなかった。
真逆だったのね。偏ったものの見方をしていたのは私の方だった。

気づくの遅いわね、やっと気づいたの。
私の中からそんな声が聞こえる。

ずっと無視しててごめんね。
ほぐしてあげられなくてごめんね。
今すぐがらっととはならないかもしれないけれど
少しずつほぐしていこうね。

今の私。
その日の自分に合わせて今日のご飯は何にしようかな~と相談するのが
ちょっぴり新鮮🤭
少しずつ慣れていくかしら。

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