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不思議で奇妙な話

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わたしが体験した奇妙な出来事、わたしが聞いた不思議な世界の話を、おひとついかが。
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#勉強

1ヶ月後の夜に【不思議で奇妙な話】

わたしは大のおじいちゃん子だった。祖父の葬式では「あんたはおじいちゃん孝行だったけぇね」と遺影を持たされて霊柩車を見送った。 ちょうどその頃、わたしは日々の肉体労働に疲れきって泥のように眠る日々が続いていた。 祖父が亡くなって四十九日も迎えていない、1ヶ月後。(月命日と言いたいところだが四十九日を迎えていないので、1ヶ月後と表現する) オルゴールの音でわたしは目が覚めた。 音は頭を向けている方向から聞こえてきた。 そこには押し入れがあった。片方が開けっ放しの押し入れ

勉強しなさいとは言われなかったが【不思議で奇妙な話】

わたしはこのかた両親から「勉強しなさい」と言われたことがない。 我が家の教育方針は、わたしが小学生に上がった頃から放任主義になった。 両親は「早く家を出て行ってくれ」「子どもたちに遺産は一切残さないからな」と言い続けていた。 つまりは”自分の力で生きていけ”ということで、そのためには勉強しておくのがいいんだろうな、くらいには考えていたと思う。 高校生のある日。 宿題をしたくない気分だったので、リビングで「宿題したくないなぁ」と声に出して言ってみた。 父は「しなきゃいいじ