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安逸について

誰もが安心安全を求めるものだ。その欲求に対して嘘を使って誘導してはならない。安心安全は不動の欲求なので操作することはさほど難しくない。

安逸を好むことから生ずる政治的服従として、

安逸や官能的快楽を求める人々は、共通の権力に従いやすい。なぜならそのような願いに駆られると、自分で精励、努力することによって身を守るということを、その気になればできるかもしれないのに、やめてしまうからである」

この話は、(1558〜1679年)あたりのことだ。人間は何も変わってはいない。

犬は獲物を狩ることができるのに、おやつ欲しさに芸をしたりマテをするのも同じかもしれない。やがて狩も忘れる。
このことをわかっている奴らに操作されているとしたら心が落ち着かない。

安逸は誰もが好むものだが、良いことばかりではなく危険が潜んでいるものだ。

人間世界では、安逸は求めてはならないものなのかもしれない。つまらないと思うかもしれないが、求めるべきは理性による自由ではないだろうか。