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【徹底解説】Operatorの使い方~応用編 ベース~
1.はじめに
前回の基礎編に続き、応用編になります。
前回紹介した基礎知識を利用して、
音作りの例をいくつか挙げていきたいと
思います。
ドラム以外は、
— おとですく@机の上で音楽をつくる🎼 (@kijyoumusic) December 26, 2020
ableton liveのOperatorのみで
作った。
Operatorが万能だね。
FMシンセを理解するのは
難しいけど、
理解する必要はない。
どのパラメーターを弄れば
音が変化するのかを
知っていれば、それで充分。
近日中にnoteを公開します。#DTMerと繋がりたい #DTM #ableton pic.twitter.com/0Zam1vHy67
ツイッターでも紹介しましたが、
ドラム音色以外は全て
Operatorで作成しています。
この講座を学習すると、
・難解なFMシンセでも音作りが
感覚的にできるようになる!!
と思います。
各パラメータの変更が音に対して、
どういう変化を与えるのかを
頭ではなく耳で感じてください。
2.FM Bass(1:1)
※タイトルの後ろの(1:1)は、
前回勉強したC:M比になります。
【アルゴリズムの選択】
・OSC A、B、CをOn
・Coarse:1(OSC A、B、C)
・OSC A、B Level:-16dB
・OSC C Level:-6dB
・アルゴリズムは上図赤枠参照
まあ、応用編なのでオシレーターを
3つにしています。
OSC Cがモジュレーター
OSC A、Bがキャリアになります。
このアルゴリズムは、
太いベースやリードを作るのに最適です。
【OSC A、Bの設定】
オシレーターA、Bは同じ設定をします。
・Wave:Sin
・Attack:0.00ms
・Decay:311ms
・Release:3.73ms
・Sustain:-15dB
波形はSin(サイン波)を使用していますが、
ほかの波形を使っても面白いと思います。
<余談>
私は、いつも基本形しか紹介しません。
所々で、応用の糸口を呟いています。
初心者から脱皮したい貴方!!
他の波形は試しましたか?
ココで試すか試さないかで
成長のスピードは
大きく異なります。
音作りは、
どのアーティストも命をかけています。
(これ冗談抜きでマジ)
オリジナルティを出したいなら
必ず試行錯誤しましょう。
必ず貴方の財産になりますよ。
【OSC Cの設定】
OSC A,Bの設定と
「どこが違うのか?」
に注目しましょう。
・Wave:Sin
・Attack:0.00ms
・Decay:1.31s
・Release:50.0ms
・Sustain:-inf dB
※Decayを調整すると、
音の雰囲気が変わります。
前回も紹介しましたが、
FMシンセは、
モジュレーターのエンベロープを調整する
ことで音が劇的に変わることが多いので
覚えておきましょう。
【フィルターの設定】
・Filter Slope:24dB
・Filter type:low pass(Clean)
・Freq:243Hz
・Res:42%
・Attack:0.00ms
・Decay:193ms
・Release:50.0
・Sustain:0.0%
・Envelope:20%
この値を上げるとフィルターによる
音色変化がはっきりと分かるように
なります。
・Shaper:Soft
・Shp.Drive:3.00dB
これで完成ですが、
いまいち音に迫力がないので
エフェクトを追加します。
3.エフェクトの設定
エフェクトはSaturatorを追加します。
・プリセット:A Bit Warmer
・Drive:5.00dB
・Dry/Wet:50.0%
他にも、
コーラスとか色々検討してみてくださいね。
今回は、好みの感じに仕上がったので
サチュレーターのみでいきます。
4.おわりに
それでは、
完成したFMベースを聴いてみましょう。
どうですか?
イイ感じに仕上がったと思います。
今回はココまで。
次回はどんな音にしようかな?
お楽しみに!!
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