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白面の自白

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生々しいノンフィクション自伝です。
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・・・・貧しさのシンボル

ある日、幼稚園に行かなくてはいけなくなった。

お母さんと離れ離れになるのが恐かった。

幼稚園ではキノコ頭という大きな男の子が居て、

小さな子をぶったり、オモチャを取り上げたり、やりたい放題していた。

おれはキノコ頭が恐かった。

キノコ頭は丸坊主に並ぶ、貧乏の象徴のおかっぱだ。

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・・・・不気味な清潔感

おれん家は団地の角部屋の一階のゴミ捨て場の前だった。

コンクリートの天井と少しひび割れていた。

しかしチャコールグレーの無地の絨毯で畳は完全に覆われていて、

北欧家具とイケアで統一されていた。

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