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第36回 いろいろ考える

今日もこの文を書くためにいろいろ考えます。

娘を見ていて思うことなのですが、わたしが1歳くらいのころと今とでは環境が全然違うと感じます。

まず、わたしが子供のころ、今住んでいる地域の舗装率は低いものでした。

家の前の道はあたりまえに未舗装の砂利道で、オート3輪が走っていたのをかすかに覚えています。

携帯、液晶テレビ、水洗の洋式トイレ、WiFiその他、数え上げればキリがないほどの違いがあります。

ですが、子供の感性が昔も今も変わらないのは、娘が遊んでいるのをみて感じます。

子供は大人から見るとつまらないことに面白さを感じます。

わたし自身、小学校のころに、自分が卒園した保育園で遊んでいて、そういえば園児時代(といっても2、3年しかたっていませんが)、
滑り台にゴムタイヤを転がして遊んだのがすごく面白かったのを思い出して、不思議に思ったものです。
なんであれが面白かったんだろうかと。

この時の記憶は、園児時代も小学校時代もどちらも鮮明です。

園児のころは、滑り台の一番下に段ボール箱を逆さにおいてその中にわたしが入り、上から小型車のゴムタイヤを転がしてもらいました。

タイヤが転がり降りてきて、近づく音、段ボールの上を通過する時の衝撃、自分の笑い声がほぼ同時です。

楽しかったなあと振り返る小学生のわたしがいます。同時にどうしてあれが楽しかったんだろうと訝る自分。


娘はといえば、今日は足を滑らして開脚し尻餅をつくのを、笑いながら何度も繰り返していました。

妻は何がそんなに面白いの?と言っていました。


思うに、成長するということはある種の感性、または考え方の変容をともなうのではないでしょうか。

それがどういう意味をもつのか、わたしにはわかりません。でも、成長すると鈍くなる部分があるのは否定できないと思います。

だから、娘にはいい環境を用意してやりたいと思います。それが娘の成長にどう影響するかは、また別の問題ですが。

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