第67回 娘の教育方針を考える
娘の教育方針について時々考えます。
わたしは放任主義で育てられました。
わたしが父から言われたことで記憶に残っているのはたった一つのことです。
それは、わたしが小学校1年の時に自分の意思で剣道を始めると言ったので、父はそれならやらせるが、小学校6年間は続けよと言ったことです。
小1で剣道というのは少し早かったのですが、わたしは父と約束して剣道を習い始めました。
父はわたしを続けさせるために苦労したようです。子供ですから自分が言ったことすらすぐ忘れてしまいます。
面白いテレビ番組があると、行くのを愚図るようになりました。しかし、そのような時、父は妥協しませんでした。
わたしがちょっとでも変なそぶりを見せると、父の表情が変わります。わたしはそれを見てテレビは諦めました。父は怒ると怖い人でした。
そのほか、剣道の稽古のあとは寿司屋に連れて行ってくれたり。飴と鞭ですね。
わたしが娘に伝えたいことは、考えることは楽しいということです。
別に勉強に関することでなくとも、人間に与えられた思考する能力を使わないままで人生を終えることはもったいないことだと思います。
これだけで教育方針全般をまとめることはできないのですが、まずは自分で考える癖がつけば、多少の困難があっても正しく判断して生きていけるのではないかと思うんです。
方法についてはおいおい考えることにします。自分の楽しみとして。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?