書評:「青の数学」 王城夕紀

書評:「青の数学」王城夕紀 新潮文庫 2016年刊

おそらく一般の人には分かりにくいだろう数学をうまく料理して物語にしている。

数学好きにはよく知られている数学者のエピソードがところどころに挿入されていて面白く読める。

導入部で少し読みにくい比喩表現があり戸惑ったが、著者はよく勉強しているし、青春期の主人公が

数学の可能性に目覚めていく様に好感がもてる。

続編があるようなので是非読みたい。

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