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2023の徳島と日本サッカー③

言葉の意味

チームを語るうえで出てくるコンセプトという言葉

同じような意味として「戦略」などもあるかと思うが
短く分かりやすく外部に、そして特に差別的優位性という意味を含めたその言葉は
サッカーチームにおいて目的に向かっていくなかでの一貫した考えとして発信されるにしっくりくる。

・「スポーツ」のなかでなぜ「サッカー」なのか

・なぜ「徳島」なのか

・なぜ「日本」なのか


発展に向けて他との違いを探していくなかで独自の価値を見出し掘り下げていくこと、発信していくことは重要な要素ではないかと考えている。


このように日本語=外国語と完全に置き換えることができないものが多々あるなか、だからこそより状況を適切に表現するためには日本語より外国語のほうが良い場合もあると考えている。
しかし外国語の使用は文章や表現としてはシンプルに正しくまとまっていてもそれが相手に伝わるかは怪しい部分もある。

「日本語しか分からないのはそもそも問題外では?」

とそこで暗に意図している場合も多々ある気がするが…
少なくとも意味無く、そして普段見聞きしない馴染みのない外国語へ変換をすることはもってのほかで、これはマイナスでしかないので気をつけていきたい。



JFA・日本代表の場合

なぜこのような話から始まったのかというと、
JFAやそのなかでの日本代表チームの活動については、上層部から見ていくなかで発信されているものについてまずこの言葉の使い方から意味がわかりづらく混乱しているところがあるからである。

そのことについては「ジャパンズウェイ」についての先のnoteでも触れているので、よろしければそちらも見てください。
https://note.com/pahj/n/n66d1d509a74c

JFAの目標

https://www.jfa.jp/about_jfa/ideal/

「目標」として掲げ発信されているものがあり、そのなかに「理念」「ビジョン」「バリュー」が示されている。
これが大元、彼らの活動の意図について土台となるものだと見ているのだが。


「目標」
実際の行動の行き先、目的(最終的に目指す到達点、終点)を達成するために設けためあてとある。

つまり目的があって初めて、そのための目標を定めることになるということだろう。到達点の他「目的を達成するための具体的な手段」ともあった。
そうなると「目標」のなかに示されているものは、上記の言葉の意味からするとより具体的な手段がなければならないのだが。そして「目的」とはどこに。


「理念」
ある物事についての根本的な考え方、この根本的な思考には「目的」も含まれる。「根本の目的を定義する」ともある。

「ビジョン」
将来達成すべき姿とある。将来像とも。理念を土台にして時代に合わせて変わっていくものとも記されている。

「バリュー」
価値という意味だが、ビジネスシーンにおいては行動指針などの意味としても使われるらしい。この指針は外部への発信というより内向きのもので、そこがコンセプトとの区別かと考える。

ここまで見ていくと順序に対して違和感がある。
「目標」として掲げたなかで示されているこれらの言葉は具体的なものを意味するのではないうえに、
基本的には「目標」を決めるより前に決めるべきものではないか。

また「バリュー」についてはむしろ日本語で「指針」としたほうが表記されているその内容に合い個人的にはわかりやすくも感じた。


まとめ

ここに登場する言葉を使っていくとしたら

「目的を含めた理念をもって、現状も考慮したビジョンから具体的な目標を定め組織の人間が指針のもと行動し達成していくことで実現に向かっていく。」

としていくのが構成としては適当ではないだろうか。
そしてそのなかで周囲に対してはコンセプトというかたちで発信していくものではないか。


皆さんはどう思われますか?個人的にかなり自信がない考察なのですが…
少なくとも僕にとってはこのようなことから彼らの意図がはっきりと見えてこず、
また土台とするものから既にフワフワした怪しさも感じてしまっています。



次回はそのような上層部の発信も踏まえて、
短期・中長期的な目標を達成するための一部分として活動している代表チームの活動についても触れていきたいと思います。

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