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【INI】プデュ期を知らない新米MINIが『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 番外編 〜11人の軌跡、INIの奇跡〜』を観た話


プデュ、ついに観ました。
(厳密には番外編なので、本編とはまた違うようですが)

前回のnoteでまとめた通り、最近INIを知って、気が付いたらファンクラブにまで入会していた私は、11人それぞれの軌跡を知るため、掲題のBlu-ray BOXを購入しました。
1人100分弱のディスクが11人分なので、トータルで約18時間。数週間をかけて、じっくりと鑑賞させていただいたのですが……

はい、泣きました。

メンバーひとりひとり、律儀に全員分泣いていました。
もともと涙もろい性格なのもあると思いますが、当時練習生だったみんなが様々な壁にぶつかりながらも、仲間とともにそれを乗り越えていく姿に、もう要所要所で涙が止まりませんでした。プデュ、ほぼ少年漫画

そうやって都度感情移入していたため、全員分を完走するまでに少々時間がかかってしまいましたが、せっかくなのでプデュに関しても、初見の感想を一人ずつまとめていきたいと思います。

※あらかじめ前置きしておきますが、長いです。お時間のある時にお読みください…。


■メンバー別!プデュ初見感想

視聴した順に語っていきます。

(ちなみに、視聴した順番に特に意味はなく、ラストのメンバー以外はその時の気分で選びました。)

[1人目]佐野 雄大|最終順位:10位

記念すべき1人目は、佐野雄大くん。
これは前回のnoteの文末に記載の通り、「最近面白すぎて特に気になっている」ことから選びました。
単純に、こんなに面白いメンバーのオーディション時代はどんな感じだったのだろう、という好奇心から選ばせていただいたのですが、最後まで視聴して、目頭を押さえながらまずこう思いました。

観る順番を間違えたのでは…?

冒頭のレベル分け再評価で、落第を意味する"Fクラス"に落ちてしまった時点で薄々感じていましたが、雄大くんってもしかして、デビューメンバーに選ばれた11人の中でも、ある意味一番底から這い上がってきた人物なのでは…。

実際、雄大くんって、INIの中で唯一のFクラス経験者なんですよね。
他のメンバーは低くてもD。中には最初からAクラスだったメンバーもゴロゴロいます。
そんなもともと実力者揃いのデビューメンバーの面々に、歌もダンスも未経験だった雄大くんがいること。これって本当にすごいことだと思います。

コンセプトバトルでは'STEP'を披露

とはいえ、そもそものオンタクト能力評価による最初の順位はなんと3位。これには正直驚きました。
悪い意味ではなく、歌もダンスも未経験の練習生が、視聴者投票でデビュー圏内どころかトップ3にいるって、なかなか見られない光景だと思うんです。
つまり、それだけ人々を惹きつける天性の"何か"が彼にはあったのでしょう。

個人的な意見になりますが、私はそれが「アイドル性」なんじゃないかなと思います。
見ているだけでなんだか笑顔になる。不思議と応援したくなる。
自然と人を惹きつける才能と言うんでしょうか。そういう天性のものって、努力で身に付けられるわけでもないと思うんです。

けれども、彼が最終的にデビューメンバーに選ばれたのは、そういった自らの才能に甘んじず、歌もダンスも一生懸命に努力したからだと思います。
周りとの差を痛感しつつ、時には悔し涙を流しながら、それでも出来ない自分を受け入れて、今の自分に出来る精一杯の努力をした。その結果が、デビューメンバー入りという形で実を結んだのでしょう。

かわいいだけじゃない、面白いだけじゃない佐野雄大くんを、このプデュでさらに知ることが出来ました。

喜び方赤ちゃん?

それはそれとして、リモートで最終オーディション通過を知らされた時のリアクションが完全に赤ちゃんのそれでかわいかったです。

[2人目]後藤 威尊|最終順位:11位

2人目は、後藤威尊くん。
彼を選んだのは、先に観た雄大くんがきっかけでした。自分の練習もあるだろうに、未経験の雄大くんに対して献身的にダンスを教えている姿に、単純に心を打たれてしまったのです。
そして最後まで観て、一番驚いたのはこれでした。

最終順位が11位…!?

11位とはつまり、デビューメンバーの中では最下位。ボーダーギリギリの順位です。
別に誰が何位という予想をしていたわけでは全くないのですが、まさか威尊くんがデビューギリギリだったとは想像していなかったので、個人的には結構驚きました。

ストイック代表

威尊くんはプデュの時からやっぱりストイックで、休む時間を誰よりも惜しんで練習したり、自分で納得できない部分については他の練習生にもアドバイスを求めたりする姿に、自他ともに妥協しない人、という印象を受けました。
妥協しない、と言うとただ厳しい人であるようにも思えますが、威尊くんの場合は妥協しないからこそ、周りを色々な意味で高めてくれるように思います。

例えば、前述した雄大くん。最初のレベル分けテストのチーム"浪速のプリンス"で一緒になりましたが、歌もダンスも未経験だった雄大くんに、根気強くダンスを教えたのが威尊くんでした。
自分にも(というか自分には特に)厳しい人なので、自分の練習も当然したいだろうに、その時間を他人に割ける。チームメイトとはいえ、一応はライバルでもある練習生にそこまで出来る姿に、彼のパフォーマンスに対する信念の強さと、そもそもの人柄の良さを感じました

そして、そういったひたむきに努力する彼の姿や人柄が、国民プロデューサーの心を掴み、最終的にデビューするに至ったのではないかと思っています。

というか威尊くん、INIの自己紹介では「みんなの王子様になりたい」と言っていますが、プデュを見ていると、もともと王子様だったのでは…?という気がしてきます。
洗練されたビジュアルだけでなく、コメントの丁寧さや人柄からそれが滲み出ているように思いますが、いつからバラエティ特攻隊長だと勘違いしていたのでしょうか…。

「きゅうりニダ」

割と最初からお笑い担当でした。

[3人目]尾崎 匠海|最終順位:5位

続いて3人目、尾崎匠海くん。
もうお察しかと思いますが、彼を選んだのは"浪速のプリンス"繋がりです。雄大くん、威尊くんと来たら、次はやっぱり匠海くんしかいないかなと。
そんな彼のプデュでの第一印象は、正直に言うとこれでした。

こ…このギラギラ系陽キャ男子はだれ?

だって、今と雰囲気が違いすぎませんか?一瞬、EXI●Eのオーディションかと思ってしまいました。
とはいえそれも最初だけで、彼もまた威尊くんと同じく、初心者だった雄大くんの歌の先生となって支える姿に、今と変わらない優しさを感じました。

'無限大'1組では木村・西・藤牧と同じグループに

そしてそんな匠海くんを見ていて個人的に思ったのが、自分を俯瞰できる人なんだ、ということです。
というのも、グループバトルのチームでメインボーカルを誰にするかという話になった時、またそれを後日振り返った際のインタビューで、彼はハッキリとこう言ったのです。

「センターは柾哉くんにやってほしい」
「メインボーカルは京介の声の方がいい」


このコメントに、正直私はシビれました。
センターとメインボーカルって、やっぱり目立つポジションじゃないですか。視聴者の投票でデビューが決まる以上、できるだけ目に留まるポジションにいたいと考えるのが普通だと思うのですが、匠海くんは「チームとしての勝利」を考えて、あえて自分ではないメンバーを推薦したのです。
自分本位に考えることは全くなく、常に"よりチームに貢献できるメンバーは誰か"という視点で、俯瞰的に物事を見ていました。
これ、なかなか出来ることじゃありません。

彼がデビューメンバーとして選ばれたのは、もちろん本人の優れた技量もありますが、そういったグループに対する姿勢も評価されたのではないかと思っています。

あと、これは全員分の軌跡を視聴して思ったことですが、"浪速のプリンス"って奇跡のグループじゃないですか?
オンタクト評価後の60人から11人に絞られる過程で、最初に組んだチームが全員デビューする可能性って、かなり低いはずです。

奇跡のグループ「浪速のプリンス」

そんな3人が一緒にデビュー出来たことが、本当に奇跡だと思います。

[4人目]許 豊凡|最終順位:8位

4人目は、許豊凡くん。
フェンファンくんは、最初から興味の塊でしかなかったですね。
どうして中国出身の彼が日本でアイドルを目指すことになったのか?そして、どうやって異国の地でデビューを勝ち取るに至ったのか?
その謎を明らかにすべく、意気揚々とフェンファンくんの沼に足を踏み入れた私は、コンセプトバトルの彼を見て衝撃を受けました。

歌、開花し過ぎでは??

彼、もともとダンスを武器にオーディションを受けていましたよね?
'SHADOW'とか本当、彼がメインボーカルだったからこそ、結果的にグループとして2位という高評価に繋がったのではないかと思っています。

'SHADOW'ではリーダー兼メインボーカルを務めた

フェンファンくん、あまりにも当たり前に歌いこなすから時々忘れかけるんですが、生まれも育ちも当然ながら日本ではないんですよね。
それなのに日本語の歌を違和感なく歌えるというのは本当にすごいことで、その違和感を払拭するためには、まず大前提として"発音の綺麗さ"が求められると思うんですよ。(※持論です)

たしかトレーナーの方からも褒められていましたが、フェンファンくんは言葉の一つ一つをしっかりと理解した上で丁寧に歌うし、いい意味で日本人らしくない歌い方が出来るから、それがまた彼の個性になる。
そうやって元々持っていたセンスに加えて、コンセプトバトルをきっかけに"歌唱力"まで身に付いてしまったので、正直もう無敵です

私、フェンファンくんの歌声大好きなんですよ。
切なさというか、儚さというか…。INIの中でも、他のボーカルメンバーとはまた違った歌声を持っていて、それがまたすごく良いんです。

全然関係ないけど死ぬほどかわいいフェンフェン

前回のnoteでも言いましたが、日本人の視聴者が多い日本のオーディション番組で、中国出身のフェンファンくんがデビュー出来たことが本当にすごいことだし、それだけ人々の心を掴む魅力が彼にはあるのだと改めて思いました。

[5人目]西 洸人|最終順位:6位

そして5人目は、西洸人くん。
西くんを選んだのも、他のメンバーの影響です。威尊くん然り、匠海くん然り、おそらくカメラに映っていないところでも、たくさんの練習生が西くんにダンスを見てもらっている姿が印象的でした。
一番は彼がダンスの実力者であるからだと思いますが、それでもみんながこぞって西くんのもとに集まる理由が知りたくて、彼の軌跡を見始めました。

'Goosebumps'の爆イケ西くん

そして西くんが一番最初のレベル分けテストでAクラスになった時、個人的には「まあそうだよね」という感想でした。だって、素人目で見てもダンスがレベチなので…。
しかし、その後の再評価でまさかのCクラスに降格してしまい、涙腺が貧弱な私は西くんとともに涙を流しながら思いました。

結末を知っている私でさえこれなのに、当時彼を1pickしていた国プの皆さんはどうやって生き延びたの?

けれども、そんな私の心配など一瞬で吹き飛ばしてしまったのが、某木村柾哉によるドラフト1位指名でした。
あの時の西くんのリアクション、愛しすぎません?「えー!?マジで!?」と飛び上がって喜ぶ姿に、なるほどこれがキム西か…と完全に理解しました。

というか改めて、視聴者投票1位かつ圧倒的センターの男に1位指名される西くんって、マジもんの実力者ですよね。
同じ元ダンサーの柾哉くんも認める実力を持ち、他の練習生からもたびたび教えを乞われる姿を見ていると、やっぱりみんなの兄貴分なんだなと思いました。

優しく声を掛ける神兄貴

人から慕われるって、それ相応の理由があると思うんです。
それが西くんの場合、誰もが認めるダンスの実力だったり、面倒見の良さだったり、絡みやすい雰囲気だったりするのかなと。
そういった人として尊敬できる要素がたくさんあったからこそ、神兄貴洸人が爆誕したのだと思いました。
(こんなに頼りになる兄貴分なのに、実際は2人のお姉様がいる3人姉弟の末っ子なの…萌えません?)

これからも柾哉くんとともに、みんなの兄貴分としてINIを楽しく支えていって欲しいです。
うーんキム西!🕵️‍♂️

[6人目]松田 迅|最終順位:7位

ようやく折り返しの6人目、松田迅くん。
彼を選んだのは単純に、そろそろ迅くんが見たいな〜と思ったからです。なぜならお顔がとても整っているから…。
そんな浅はかな理由で見始めた私は、早くも最初の順位発表で頭を殴られたような衝撃を受けました。

オンタクト能力評価が47位…!?

まだ始まったばかりとはいえ、まさか下から数えた方が早い順位だとは思っていなかったので、心底驚きました。
だって、あのビジュアルですよ?私がそうでしたが、INIで一番最初に興味を持ったのが迅くんのビジュアルだったので、本当に衝撃でした。

先ほど、雄大くんのことを「ある意味一番底から這い上がってきた人物」と称しましたが、単純に順位だけで見れば、一番底から這い上がってきたのは間違いなく迅くんでしょう。
ビジュアルだけではアイドルになれない。それをむざむざと突き付けられたような気がしました。

こういう絵画ありますよね?

そんな彼の強みは、おそらく自分の魅せ方を知っていることなのだと思います。
もともとビジュアルが良いのはもちろんなのですが、彼はそれを自覚した上で、しっかりとパフォーマンスに乗せてくる
当然ビジュアルだけでなく、それを最大限活かせるボーカルとダンスの実力も備えているからこそ、視聴者を惹きつけることが出来るわけで、それらすべてをパフォーマンスに乗せられること自体が、彼の才能のひとつであるように感じました。

というか迅くん、やっぱり場を盛り上げるのが上手いですよね。
ライバルでもある他のチームのパフォーマンス中に、誰よりも声を出して応援している姿が印象的でした。
もしかしたら本人は盛り上げているというより、ただ単に自分が楽しんでいるだけなのかもしれませんが、それを素直に表現できるというのも、ひとつの才能と言えるのではないでしょうか。

最前列の迅くん「😆」

これからもその陽気なキャラクターと、見ている人を惹きつけるパフォーマンス、そして何より国宝級のビジュアルで、たくさんの人々を虜にしていくことでしょう。

[7人目]髙塚 大夢|最終順位:2位

7人目は、髙塚大夢くん。
この時、たしか「りひろむ」のどちらを先に観るかで悩んでいたんですよね。
2人のディスクを見比べて長考した結果、僅差で大夢くんに軍配が上がりました。決め手は「大夢くんの歌声が聴きたい!」…つまりは気分ですね。
そうして毎度のごとく軽い気持ちで見始めたのですが、さっそく冒頭で見せつけられました。

髙牧、すでに始まってるんですけど…。

おそらくまだ直接会ってすらいないであろう、オンタクトの映像で相手の歌を聴いただけの段階で、大夢くんと京ちゃんはお互いの歌を「出したい歌声」「好みの歌声」と評価していて、なるほどこれが髙牧か…と一瞬で理解しました。(デジャブ)

it's 髙牧

それはさておき、大夢くんはやっぱりハイトーンボイスがめちゃめちゃ強いですね。
例えば、グループバトルで披露した'AGEHA'の高音域…スゴすぎません?
(権利の都合で映像には収録されていなかったのですが、気になりすぎてわざわざYouTubeの公式動画を見に行ってしまいました。)
デビュー曲の'Rocketeer'にもシャウトするパートがありますが、あの音域を安定して出せる男性ボーカルはなかなかいないですよ…。

伝説のステージ① 'AGEHA'2組

そんな素晴らしいポテンシャルを持った大夢くんですが、ファイナル直前の第2回順位発表式では17位で、まさかのデビュー圏外だったんですよね。
しかし、デビューメンバーが決まる最終順位は、あの柾哉くんに次ぐ堂々の2位。柾哉くんとともに名前がモニターに表示された時の、大夢くんの心底驚いたような顔が忘れられません

きっと当時彼に投票していた国プの皆さんも、今回誕生するボーイズグループに「髙塚大夢の歌声は絶対に必要だ」と思われたからこそ、驚異の大躍進でデビューを勝ち取ることになったのだと思います。

何様だよという話ですが、当時投票してくださった方々に本当に感謝したいです。
大夢くんの歌声は、今やINIのシンボルだと思います。

[8人目]池﨑 理人|最終順位:9位

そして8人目は、池﨑理人くん。
先ほど悩みに悩んで大夢くんを優先してしまいましたが、きっと彼もそれで本望だったと思います。(?)
そう思ってしまうほど、大夢くんのことが大好きな理人くんですが、いったいどんな練習生だったのでしょうか。…いやちょっと待ってください。

"違反ダンス"ってなに??

パワーワードすぎて思わず映像を一時停止してしまいました。

違反ダンス #とは

違反ダンス(お前は良いぞ系の違反なダンス)の意味をよく理解していないのですが、おそらく"実力的にはまだまだなのに、あまりにも自信ありげに「これが正解ですけど?」と言わんばかりに踊るうえに、なんかそれがいい感じに見えるダンス"のことだと解釈しました。
全然違っていたら申し訳ありませんが、これたぶん、見ていて楽しい理人くんだから許されるダンスなのでは…。笑

というか彼、よく考えたら歌もダンスも未経験なんですよね。
そういうステージ上での自信って、なかなか最初から持てるものではなくて、日々の練習の積み重ねだったり、ある程度場数を踏むことで自然と身に付いてくるものだと思うんです。
それなのに最初から人前で堂々とパフォーマンスが出来るというのは、ある意味ひとつの才能だと思います。

あと、ポジションバトルで結成した「ドス鯉倶楽部」。このチームには、なにプリとはまた違った良さがありますね。
その時に西くん、たじくんと同じチームになりましたが、2人ともかなりの実力者なので、理人くんもそんなお兄さんたちの背中を見て、メキメキと成長していったように思います。
'Nobody Else'も映像には収録されていなかったためYouTubeで拝見しましたが、3人が自作した歌詞の中で最も好きなのが、理人くんのパートの「夢半ばで去った仲間の思い無駄にはできない」です。

「ドス鯉倶楽部」による'Nobody Else'

振り返りインタビューでも「落ちた人がいたから自分が残れた」「無駄にできない」と言っていて、そういった思いが歌詞に表れていたのかと思うと、この歌詞、あまりにも胸熱すぎませんか…

声良し、顔良し、頭良し、ノリも良しの理人くん。
改めて、今まで一般人でいられたことが不思議なくらいの逸材だと思いました。INIとしてデビューしてくれたことが本当に嬉しいです。

[9人目]田島 将吾|最終順位:3位

9人目、田島将吾くん。
京ちゃんと迷いましたが、'Nobody Else'や'Goosebumps'の熱いステージを観て、今回はたじくんにそそられてしまいました。

韓国で練習生をしていた経験があると聞いてなんとなく察していましたが、やはりもともとかなりの実力者だったのですね。
ダンスもラップも頭ひとつ抜きん出ていて、最初のレベル分けテストでも当然のごとくAクラスになりましたし、常に柾哉くんとトップ争いをしていた印象です。
しかしだからこそ、そのプレッシャーはかなりのものだったのではないかと思います。

第2回順位発表式での2人

これはYouTubeのハイライトで観た部分になりますが、'Goosebumps'のレコーディングを行った日、彼の練習日誌には「完璧でなければならない」という言葉がありました。
続く言葉には「自分もそうでありたいし、求められている部分もあるし、周りの練習生たちの期待値も高い」とあり、トップ争いをするほどの実力があるからこその苦悩やプレッシャーが、彼にも当然あったのだとわかります。

自己分析がすごい

そんな中、レコーディングで苦戦してしまい涙を見せたたじくんが、西くんに「自信持って。カッケー声してるんだから」と優しく励まされている姿に、私も気が付いたら泣いていました。
こういう時に寄り添える神兄貴がカッコいいのは置いておいて、本当に西くんの言う通りなんですよね。

たじくん、めちゃくちゃカッコいいんです。

…などと言われなくても皆さん分かりきっていることでしょうが、彼、声やスタイルに限らずカッコいいところが本当にたくさんあるんです。
ラップもダンスも人一倍上手なのに努力を怠らないし、気遣い上手でいつも周りを見てるから他人のちょっとした機微にもすぐ気がつくし、人間性が本当に素晴らしい。
そんな優れた実力と人柄が備わっているのだから、常に上位を維持してきたのも納得です。

最近はINIフォルダのぽわぽわたじくんばかり見ていたので、改めて普段の姿とパフォーマンスでのギャップを見せつけられた時間でした。

[10人目]藤牧 京介|最終順位:4位

ようやく10人目、藤牧京介くん。
京ちゃんは第一印象からずっと気になっていたのですが、今回は気分でメンバーを選んだこともあり、なんだかんだこのタイミングになりました。
そして一番最初のリモートオーディションの様子を見て、まず思ったのがこれでした。

社会人経験者だぁ…。

受け答えや話し方がしっかりし過ぎていて、社会人経験者であることがありありと伝わってきました。中途採用の面接かな?
しかも、もともと歌手志望だった彼がアイドルを目指すことになった理由が「最近の芸能界の傾向からすると、踊って歌えるグループがこれから増えてくる」という展望からなんですよね。冷静な分析がシンプルにカッコいい。

しかし京ちゃんには、わりと早い段階で涙腺を持っていかれました。
だって彼、上から2番目にあたるBクラスに最初から選ばれるほど光るものを持っているのに、「自分がBで良いのか」と日誌に書いてしまうくらい思い詰めていたんですよ。

BからAクラスへ昇格した時もこの表情

周囲とのダンスの実力差に焦り、それに引っ張られたのか得意の歌も上手く歌えなくなって、さらに自信を失くし…と悪循環に陥っていて、インタビューで静かに涙を溢す姿に胸が締め付けられました。

でも、柾哉くんを始めとするダンス経験者のお兄さんたちに教わったり、その後のバトルではメインボーカルやセンターを任されたりするなど、仲間に助けられながら次第に自信を取り戻していった彼は、持ち前の歌唱力をどのパフォーマンスでも十二分に発揮し、安定してデビュー圏内を維持していました。
こちらもYouTubeで拝見しましたが、'花束のかわりにメロディーを'とかすごくないですか?
初期の不安げな雰囲気はどこへやら、キラキラとした表情で伸びやかに歌っている彼は、紛れもなくアイドルそのものでした。

伝説のステージ② '花束のかわりにメロディーを'

ただの歌手ではなくアイドルへと、見事な変貌を遂げてみせた京ちゃん。
その過程を見せてくれたプデュを、改めて観て良かったと思うことが出来ました。

[11人目]木村 柾哉|最終順位:1位

ラスト11人目を飾るのは、木村柾哉くん。
これはもう最初から決めていました。彼がプデュで圧倒的に1位だったことは知っていたのですが、いったい何をどうしたらそれほどの支持を集めることが出来るのか、それを知るのは最後にしようと思ったのです。

「第1回 国民投票1位」という字面の強さ

実は事前に公式サイトのランクグラフを確認していて、1位と2位しかない並行なグラフにええ…?(困惑)と思っていたのですが、デビューの瞬間まで身納めてつくづく感じました。

なるべくしてなった1位ですね。

非の打ち所がない、というのはきっと彼のような人のことを言うのでしょう。
まず技術面。もともとダンサーだったこともあり、ダンスの実力が最初からずば抜けていました
しかもただ上手いだけではなく、なぜか自然と目を引かれてしまうようなオーラがあるので、彼がセンターにいてもいなくても、不思議と惹きつけられてしまうんですよね。(まあほとんどセンターだったんですけど)

そして人格面。以前、INIのメンバーが彼のことを"誠実"と称していましたが、本当にその通りだと思いました。
どうして他人に対してそんなに誠実でいられるんだろう、とこちらが思ってしまうほど、常に周りを気遣っていて、ダンス面でもメンタル面でも練習生全体を大きく支えていました

たじくんもそうでしたが、常にトップに立ち続け、さらにグループの顔としてセンターを務めることに対する重圧は、きっと彼にもあったのだろうと思います。
しかし柾哉くんは、その立場に決して驕ることなく、センターの座に恥じないよう人一倍努力を重ね、誰に対しても常に対等であり続けました

誰よりも練習を重ねた証のスニーカー

その結果が、最終順位1位という華々しい形でデビューに至ったのだと思いました。

そうして11人分のプデュを柾哉くんで身納めて、私は再認識しました。

彼こそが国民投票1位の圧倒的センター

柾哉くんがINIのリーダーで本当に良かった

■プデュを通して感じたこと

①"INI"というグループの印象が変わった

やはりオーディション時代を観る前と後では、多少なりともメンバーの印象が変わりますね。
デビュー後の姿しか知らなかった頃の私は、彼らのことをただ面白カッコいいグループだと思っていましたが、今は「いやアベンジャーズじゃん」と思うようになりました。

INI 1ST SINGLE 'Rocketeer'

INIが個性豊かな魅力を持ったグループであることは分かっているつもりでしたが、メンバーひとりひとりがオーディションを勝ち抜くだけのスキルや魅力を持っていることを、プデュを通して改めて思い知らされました。

そして、そんな人たちが11人も集まっているこのグループは、まさに最強のメンバーが集結した究極のチームだと言えるでしょう。

②INIとしてデビューできなかった練習生がいること

当たり前ですが、サバイバルオーディション番組である以上、その過程で脱落してしまう練習生もたくさんいます。
プデュを拝見して、INIがこの11人で良かったと思う一方、「どうして彼が選ばれなかったのだろう」「彼がデビューしていたらどうなっていただろう」と思ってしまう練習生がいるのも、正直な感想です。

理人くんも言っていましたが、途中で脱落してしまった練習生たちがいるからこそ、今のINIがいるわけで、INIを応援する者として、その存在を忘れてはいけないと改めて思いました。

「一緒の夢を歩んでくれてありがとう」

引き続き練習生として頑張っている子、他のグループとしてデビューした子、また別の道を歩み始めた子…。
色々な形があると思いますが、プデュに関わったすべての練習生が、幸ある人生を歩めることを祈っております。

③プデュ、ほぼ少年漫画

冒頭でも言いましたが、もうこれに尽きます。
練習生同士の絡みが面白いし、レッスンやバトルでの胸熱な場面も多くて、某週刊誌のモットーである「友情・努力・勝利」を体現したようなオーディション番組でした。

ここ号泣

個人的な胸熱シーン(と言うよりもらい泣きシーン)はたくさんあるのですが、いくつか印象に残ったものを挙げさせてもらうと、

・Fクラスに落第してしまった際のインタビューで「笑ってたりするだけでデビューできるとか言われるのが悔しくて…」と涙を流す雄大くん
・いつも落ち着いている京ちゃんが、デビュー決定時のコメントで嗚咽しながら家族への感謝を伝える姿
・柾哉くんがオンタクト1位と知ってなぜか号泣してしまうピュアすぎるチームメイト(阿部創くん)

などでしょうか。…涙腺弱すぎますね。

YouTubeで公開されているハイライトやゲームコーナーなどの動画を見る限り、他にもクセの強い練習生やおもしろ企画がたくさんありそうなので、デビューメンバーに特化した番外編だけでなく、いつか本編も観てみたいなと思いました。
再配信、お待ちしております。

そして最後に、プデュを経て大きく変わってしまったことがひとつ。

'Let Me Fly〜その未来へ〜'

'Let Me Fly'はもう涙無しには観られません。

■結局、最推しは?

これ、めちゃくちゃ悩みました。
11人の軌跡を見たらすんなり決まるかと思ったのですが、まったくそんなことはなく、むしろ全員の良いところを再認識してしまって、判断に迷う結果となりました。

鑑賞後、じっくり吟味して、あえて1人を挙げるとするなら、私は・・・

藤牧京介くん

が、一番気になるメンバーかなと思いました。

INI 2ND SINGLE 'CALL 119'

今思えば、第一印象でその歌声と容姿に興味を持った時点で、もしかしたら心のどこかで決まっていたのかもしれませんが、決め手となったのはそのギャップだと思っています。
今や、INIのメインボーカルの1人兼ツッコミ担当として大活躍し、「笑わせてほしい」というメンバーの無茶振りお願いも見事に対応してみせる器用な京ちゃんですが、プデュが始まったばかりの頃は、あんなに不安そうな顔で参加していたとは思いませんでした
エンターテイナーとして急成長を遂げた彼の今後が楽しみという点で、私は藤牧京介くんにより注目していきたいと思います。

…やっぱりもう1人だけ挙げさせていただくと、許豊凡くんも最近気になっていて…。

INI 3RD SINGLE 'Password'

'Password'のビジュアルが個人的に大優勝しているのと、あとは彼の言葉選びとか、マルチリンガルであることとか…すごいなと思う部分が多々あって、もはや人として尊敬しています

…などと言っていることからも分かるように、結局は箱推しなんですよね。
そもそも11人分の感想を同程度の熱量で語れる時点で、箱推しと言わずして何と言うのでしょう。

(私もこんなに語ることになるとは思いませんでした。)

■(読まなくてもいい)プラメ強化月間始めました

8月はついに、INI 3RD SINGLE「M」が発売されますね。
それを(個人的に)記念して、8月をINIの強化月間と(勝手に)認定し、8/1から11人全員分のプライベートメールサービス「INI MAIL」を取り始めました

(壮観)

実は、7月の半ばくらいからお試しで京ちゃんだけ取っていたのですが、MINIの皆さんの反応を見て他のメンバーも気になってきてしまい、期間限定ではありますが全員分のプラメを取ってみることにしました。
(ちなみに京ちゃんがプラメで教えてくれた香水は、ものの見事に触発されて今手元にあります。)

プラメ、かなり楽しいですね…。毎日複数のメンバーからメールが届くので、多幸感がすごいです。

ただ現実的な話、1人440円が11人分(月額4,840円)毎月かかってくると、正直生活がカツカツになってしまうため、今のところ8月限定のイベントにしようかなと考えています。
(月に5千円を支払うなら、もう少し駅近の物件に住める…)

とはいえ、このパーティー期間を存分にエンジョイしつつ、1か月間プラメを取ってみた感想を、またメンバー1人ずつnoteにまとめていきたいなと思っています。


まもなく'Password'のMVも公開されますね!
私にとっては初めてのINIカムバ期間、一緒に盛り上げていきたいと思います🎉


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