パグ実

『しあわせは「なる」ものではなくて「感じる」もの』 子どもの頃に見たドラマのこのセリフ…

パグ実

『しあわせは「なる」ものではなくて「感じる」もの』 子どもの頃に見たドラマのこのセリフがずっと心にあります。 息子たちがまだ幼かった頃の出来事も含め、心にそっと残しておきたい『日常の小さな嬉しかったこと』についての備忘録です。

最近の記事

映画『ホノカアボーイ』〜海と風とひとり、五感を共有した友だちと。

〜2009年の記録〜 GWの夕方 友だちとふたりで 映画を観に行きました。 彼女はお互いまだ若かった頃 『1年間の住み込みボランティア企画』 で出会った友だちです。 私たちは国内の別々の島に それぞれ単身で 私は島内の老人ホームに 彼女は在宅高齢者のヘルパーとして 出向いたのでした。 その頃私たちは20代前半。 彼女は福祉の学校を卒業した春、 私はそれまで勤めていた会社を退職した やはり同年春に このボランティア企画に参加し出会いました。 それまで私は事務員でし

    • 4歳『 現金つかみ取り 』の思い出

      〜2007年冬の記録〜 夕方 4歳長男と夫が 近所の商店街に出かけました。 しばらくして 「ただいまーっ これお母さんにおみやげだよ」 満面の笑みで長男が 手に持っていたのは スーパーの袋に入った 長ネギと1/4の白菜でした。 夫に聞いてみたところ どうやら彼らは 今朝の新聞に入っていた 『○○商店街 現金つかみ取り抽選券』 のチラシを持って 現場に向かった様子。 ガラガラくじを回し 当たれば10円 もしくは500円の 『現金つかみ取りの権利』が 得られるシステムだ

      • 母の短歌に泣きました

        〜 2008年秋の記録 〜 今日は義母の3回忌。 家族や親戚が集まり 亡き母を偲びました。 無宗教だった母の意思を尊重した法事。 そこには お坊さんの姿も 線香の香りもなく 法事の流れは全部 義父が考えました。 全員で黙祷し 般若心経をみんなで読経し 生前母が親しんだ社交ダンスの 音楽を流し 墓前に献花を。 そして今日来て下さった 親戚や家族全員に 父から一冊の本が贈られました。 それは 母が成人してから晩年に至るまで 約50年の間に詠み遺してあった 俳句や短歌を

        • もう彼はここにいないけど、今も確かにあたたかい。

          【 30代半ばだった頃 亡き友だちに  思いをめぐらせた日のお話です 】 *** 今日は次の新しい仕事に向けて 家のテーブルで作業中。 ゆるめの音楽を流し あったかいラテを飲んだり ときどきぼんやり 雨の風景を眺めながらの作業です。 ローズマリーの香りが ふんわりと拡がるアロマポットからは 飾りのお月さまが澄ました顔で こちらを見ています。 このアロマポット 私にとって大切な思い出がこめられた 特別なもの。 これはまだ私が20代の頃 同い年の男の子からもらったものな

        映画『ホノカアボーイ』〜海と風とひとり、五感を共有した友だちと。

          柔軟なこころで

          〜 2007年秋の記録 〜 もうずいぶん前から 子どもたちが眠りにつく前に 図書館で借りてきた絵本を 1冊読んであげるのが 我が家の習慣になっていて ささやかながら その時間を子どもたちも 楽しみにしてくれているようです。 この頃は4歳になる長男と 一晩に一文字ずつ覚えようかって 頭をくっつき合わせて ときにうーーーんと悩み ときにあはははと笑いながら 大きな文字の絵本を ふたりで一生懸命読んでいます。 「字を覚えたらね、大好きな絵本が 自分で読めるようになるん

          柔軟なこころで

          小さな出来事 : 心がほんのり嬉しいときは優しい雰囲気になっているのかな

          大人になって仲良くなった友だちの フラダンスを初めて観に行った帰り。 友だちが奏でるウクレレと優雅な歌声 それに合わせて踊るメンバーさんたち。 素敵な時間だったなぁと ひとり商店街を歩いていたときのこと。 向こうから お父さんと手を繋いで歩いてきた 小さな男の子が すれ違いざまに突然 私の方を見て手を振ってくれました☺️ 一瞬の出来事でびっくりして にっこり笑いかけることしか できなかったけど まっすぐ見つめてきた 男の子のきれいな目と ちっちゃなバイバイの手が 可愛

          小さな出来事 : 心がほんのり嬉しいときは優しい雰囲気になっているのかな