【旧記事】連結会計

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なんど復習しても忘れてしまう連結会計。。
ネットを漁って分かりやすい解説ページをまとめてこうと思う

noteだと表組みが使えないので仕訳を書いて説明するのには向かないなといまさら気づく

連結会計を克服するコツは次の3つです。
・仕訳の順序を意識すること
・本支店会計を完璧に身につけること
・連結会計は難問を深追いしないこと


前提として把握できていること

①支配獲得日の連結修正仕訳:連結会計期間が存在しないため作成できるのは連結BSのみ
・資本連結
 ・子会社の資産/負債の時価評価:https://keirinooshigoto.com/2940
 
 ・投資と資本の相殺消去

②連結第1期末(初回の連結決算日)の連結修正仕訳:連結PL&連結SSも作成する
・開始仕訳
・資本連結
 ・のれんの償却
 ・子会社の当期純損益の振替:非支持分の当期純利益を控除
 ・子会社による配当金の修正:子会社の利益剰余金と、親会社の受取配当金&子会社の非支持分を相殺
・成果連結
 ・内部取引高・債権債務の相殺消去
 ・内部貸倒引当金の相殺消去
 ・棚卸資産の未実現損益の消去
 ・非償却固定資産の未実現損益:https://keirinooshigoto.com/3437
 ・償却固定資産の未実現損益:https://keirinooshigoto.com/3474

③連結第2期末以降の連結修正仕訳
・開始仕訳
 ・前期の資本連結にかかる開始仕訳
 ・前期の成果連結にかかる開始仕訳
・資本連結
・成果連結

参考リンク①

簿記1級レベル(税効果会計の適用あり)の言及もあって参考になりそう
持分法と連結法の比較とかもね

2級はまぐれで合格したからタイムテーブルで解くとか分かんないんだよね


参考リンク②

支配獲得日の処理

連結第1期末の処理

結論を一言で言うと、連結修正仕訳は「開始仕訳」と「当期の連結修正消去仕訳」の2つです。
「開始仕訳」は「当期首の時点の連結財務諸表を作るための仕訳」、当期の連結修正消去仕訳は文字通り当期の取引を反映するために切る連結修正仕訳です。

連結PLと連結SSは「親会社株主に帰属する当期純利益」でつながっています。(連結PLで計算された「親会社株主に帰属する当期純利益」が、連結SSの「利益剰余金の当期変動額」の一部になる)
連結SSと連結BSは純資産でつながっています。(連結SSで計算された「純資産の当期末残高」が、連結BSの「純資産の部」の一部になる)

連結第2期末の処理

結論を一言で言うと、連結会計2年目の開始仕訳では「第1年度の期末の純資産の金額に影響を与えている勘定科目」を全て「連結株主資本等変動計算書で使われる勘定科目」に置きかえます。

参考リンク③

簿記2級の教科書的な章立て

まず、連結修正仕訳は連結精算表上で行う(連結BS/連結PL/連結SSの科目を直接修正する)ので、どの科目がどこにあるかが分かってないのは混乱を招く原因のひとつだと思う

支配獲得日の処理

連結第1期末の処理

連結第2期末の処理


参考リンク④

概論

<資本連結と成果連結のイメージ>
①資本連結:主に単純合算財務諸表の純資産(B/S)を調整する処理や連結修正仕訳(投資と資本の相殺消去等)
②成果連結:主に単純合算財務諸表の損益(P/L)を調整する処理や連結修正仕訳(グループ内での未実現利益の消去等)

支配獲得日の処理

資本連結

成果連結


参考リンク⑤

語呂合わせで暗記しようとする例


参考リンク⑥

コラム的な感じで系統だってはいないかも

なぜ利益剰余金ではなくて利益剰余金当期首残高なのか

よく、テキストには期首在庫に含まれる未実現利益の消去仕訳として、「利益剰余金/売上原価」ではなく「利益剰余金当期首残高/売上原価」と書かれています。この「期首残高」っていうのはいったいなんなのでしょうか。

単に「利益剰余金」といったら、これは何の財務諸表に表示されている科目ですか。BS(貸借対照表)ですよね。では「利益剰余金当期首残高」といったら、これは何の財務諸表に表示されている科目ですか。SS(株主資本等変動計算書)ですよね。
そうなのです。「利益剰余金」と「利益剰余金当期首残高」では、対象としている財務諸表が違うのです。

連結BSと連結PLだけ作りたいっていうのなら、「利益剰余金/売上原価」でOKです。利益剰余金はBSの科目名ですから。
一方、連結SSも作りたいっていうのなら、「利益剰余金当期首残高/売上原価」とする必要があります。これは、SSにおいて、利益剰余金は、期首残高+当期変動額=期末残高、というフォーマットで表示されているからです。このSSの期首残高をいじろうってことをしているわけです。
期首残高をいじれば、結果として、期末残高も動いて、それがBSの利益剰余金に移記されるので、辻褄があうという仕組みです。

参考リンク⑦

このページを見て、連結第1期末でも連結第2期末でも資本連結と成果連結の両方をやらなきゃいけないんだと知った
(他のページは、連結第1期末は資本連結しか載ってないとことかある)

開始仕訳を資本連結・成果連結と分けて整理してるけど、
・子会社時価評価
・投資資本相殺消去
は資本連結の一種なんだよね
支配獲得日の連結修正仕訳ってこの2つしかない(のれん償却とかはやらない)からなんか特別な感じするのは分かる

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