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寄付は、自分だけではない誰かと一緒に生きる意思表示。

子供の頃、お年玉の一部を寄付していました。
寄付と言っても、ユニセフが販売していた、
途上国で作られた美しいグリーディングカードやいい香りのノートを買っていたので1つの楽しみでもあったのです。

社会人になって自分で収入を得るようになってからは、
手取り年収の3%程度固定で寄付することにしてきました。

1社目が倒産し無職になって生活が苦しい時もあったのですが
固定費を見直す時に、寄付金を削ることだけは敗北のように感じられたので、意地でも続けました。
そうすることで、人を羨んだり卑屈になったりせずに(全くないことはない)
辛いことがあった時でも、屋根があり、暖かい布団で眠れることに感謝する健全な心でいられた。とも思います。

今寄付しているプロジェクトは、活動内容に共感した、プランインターナショナルのガールズ・プロジェクトとチャイルドスポンサーです。

チャイルドスポンサーでは、ブルキナファソの6歳の少女を支援しています。
お正月生まれだそうなので、年末には、美しい絵本を送りたい。
チャイルドからたまに手紙が届くらしいのですが、私はこの子が無事成長し、きちんと自立できた時に手紙を書いてくれればいいと思っています。

30歳。
周りの友人や仕事仲間は家庭を持ち、愛する家族のために生きるようになってきます。
独身で一人で過ごしていると、
自分の為だけに働いて稼いで食べて寝て、生き永らえていることに、虚しさと嫌気を感じる瞬間があります。仕事上では顧客のお役立ちをしていますが、1人の個人として、誰の役にも立っていないような気になるのです。

寄付はそんな自分への救いでもあります。
寄付をすることで
世の子供達が健やかに成長し、学ぶ機会を得て自立できるよう願う気持ちや
人を慈しむ気持ちを忘れずに持たせてくれます。
そしてこれからも寄付を続けられるよう、自分も健やかでいないといけないと思わせてくれ、
自分の生きる日常という小さな視野から解放してくれるのです。
また生き甲斐と責任も与えてくれます。

孤独や虚しさを抱えている人こそ、何か共感できるプロジェクトを探して寄付してみてほしい。

なお、寄附金控除という税制があり、確定申告すると寄付金の一部税額控除を受けることができます。所得が高い方は何に使われるかわからない所得税をがっぽり取られるより、税金対策を兼ねて使い道のわかる寄付をしたほうが納得感も高いのではないでしょうか。

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