未完の書 返信

お手紙、読ませていただきました。確かに怪しい話です。俺個人としては会うのはおススメしたくありませんが、千鶴さんが会いたいというのであれば、付いていきます。行く日が決まったら連絡ください。出来ればメールで。

私はこの後に自分のメールアドレスを書いて手紙に封をしてポストに投函した。冬が近づきつつあるのか風がとびきり冷たい。この調子だとそろそろあの忌まわしいジングルベルが聞こえてくるだろう。私は身震いして家路を急いだ。

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