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日記12/4


最近はこの歌をリピートし続けて仕事に行き、この歌をリピートし続けて仕事から帰っている。深い意味はなく、耳触りがいい。




ひらいてを読みながら時間を進める。ぱらぱらと文字を追う。ぱらぱらし終わる、もう一度最初から。あの文章を探してた。結局見つからなくて、ネットで探したらあったから、満足した。寝る前の時間を30分くらい使った気がする。何度も読んだことのある文章を何回も読むのも、時間を使ったのに実を結ばないのも、全部好きだ。電気を消して、ねた。


赤バラの花束を頼む注文が入った。最初は40本だった。赤バラは本数で花を贈るときに意味が変わる(何本でも綺麗だし、そこに拘らないでも十分素敵だけれど)。40本、「真実の愛」だって。
しばらくして、また電話が入った。やっぱり108本にします。永遠(とわ)の愛を誓うため、「結婚してください」。
プロポーズ用とのことだった。お渡しの日はクリスマス・イブだった。
どんな人が受け取りにくるのか、とんでもなく楽しみ。ロマンチストな彼に祝福を。
ちなみにサプライズしたくても、お花は車の中や外に一日中置きっぱなしにして隠したりしないでね。夜はさむいから。


シクラメンがたくさん入ってくる。天使のはね。羽みたいな細かいちらちら。

天使のはね


シクラメンの世話。うねうねモジャモジャの茎と葉っぱをかきわけて、黄色くなった葉っぱをさがして、取る。指を中に滑らせて、さらさらと触っていくと、この根本の大きな株が、栄養を送るのを取りやめた茎を割と簡単に見つけることができる。それは明らかにほかと比べて茎に水分が行き渡ってなくて、ふにゃんとしているのだ、見捨てられた茎。君に栄養送るのやめた。なんだか切ない。社会に見放されたみたいな。たくさんある中にいくつか見受けられる見捨てられた茎を拾い上げて、ぷちんと、この生態系から放す、葉の内側に潜んだぐにゃぐにゃのネットワークから解放。
でも植物は無限だ。彼らはひとつを手放したら、そこに行くはずだった栄養をほかに渡して、新しいものを形成する。足を1本捨てたら手が3本になったりするのだ。
あとからあとから新しい手をつくりだせるなんて、いつも驚かざるを得ない。ていうか、植物にはつくづく不死身感があると思う、いつも。


ピアスホールがふさがってしまった。私の耳に開いたいくつかの穴は、レントゲン三昧でいつか外すようになり、仕事で最初のうちだからと外し続けていたら、私の治癒力で再生されてしまった。細胞で埋まる。穴分私が増えたのだ。この前かわいいピアスを買ったので、そのままその尖ったところを強く耳にあてがって、穴のあとからぶちっと開けてしまおうかと思ったけど、それもできないくらいに回復してしまっていた。傷跡だけが残った。また開けるときは誰かに開けてもらったらなんだか厨ニ病的な感じの意味で、いいかもしれない。耳たぶの痛みと同時に私にキスをしてくれたら、脳が混乱して目の前の人と痛みが結びつくかもしれない。いや、逆が起こるかもしれない。脳とは不思議なものなので。


眠くて起きてられない。
おやすみなさい。

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