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あっというまに初夏

最近のぼんやり考えてたこと、思い出してたことの日記。


運転中に横切ったある路面店の駐車場に、オレンジ色のハスラーを発見する。彼女が車を手放したのはここら辺だったっけ。地元に帰っていったあの子。きっとあの車はあの子が手放した車。ほかの人の手にわたって、今そこにある。駐車場に車を停めてくつろぐお姉さん。その車、1年以内に購入したでしょう。実は、わたしはあなたの車の助手席に乗ったことがあります。どんなふうだか、知っています…。なんて。いつもそういう空想。

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遠い親戚の話。ふたりは三十年寄り添った50代夫婦。奥さんは今でも元気で明るくて、強いひと。旦那さんは怖い顔をしている人で、体がおっきくて、でも優しい人。実は三十年の間に一度だけ、少しだけ離れていた時期があるのを知ってた。奥さんがほかの人が良くなってしまって、見つかって、離れた。旦那さんは待つと言ったらしい。結局その後奥さんは戻ってきて、旦那さんは受け入れた。そこからずっと、今も一緒にいるけど、奥さんは最近、いつも遅くまで帰らないらしい。旦那さんはいつも家にいる。旦那さんは奥さんの悪口を言わない。奥さんは悪びれなくて、毎日すごく、すごく楽しそう。旦那さんは、結婚が早くて、遊ばせてあげられなかったからなと言う。いつだったか、すごく、すごく、すごく憎らしいと言っていたらしい。でも、結婚して何十年経った今でも、彼女のことが好きなんだって言っていたらしい。

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そうなったら困る、と思ってたのに、そうならなくて、何となく落ち込む矛盾。わたしってむずかしい。

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友だちに自分みたいだといってプレゼントをもらう。私のイメージは、自然と、生物、ポップでビビットなカラー、キラキラした装飾物。顕微鏡でみたミクロの世界。自分が想像される。自分が想像されているんだけど、それって私もその人のことを、ちょっとだけ理解すること。プレゼントを眺めて、私のこと、こんな風に思っている彼女を想像する。もらった絵をどこに飾ろうか。

お庭のちいさいヒマワリ


前に読書会で紹介されていて、気になって購入した本をもう一度読む。「うみみたい」。

「でも植物も、鳥も魚も、青く光る海だった頃の記憶があるから、うみたいって思うんでしょう」

「ぴかぴかに磨き上げられた宝石の美しさじゃなくて、薄氷の表面から立ち昇る白い靄、今にもひらこうとする野草のつぼみ、朝露に濡れた鳥の巣」を、見ているときの気持ちになるような、女の人。



ダフト・パンクの「Digital love」を聴く。この歌を知った何ヶ月か前から気に入っている。この歌から抜け出せなくて、新しいダフト・パンクの曲を探せない。未だ2曲で止まっている。Digitalという単語について教えてもらった。スイッチのオンとオフ。ゼロかイチか。夢の中と現実。
君の夢をみたんだ。この夢が現実になったらいいのに。
そろそろ新しい曲をきこうと思う。

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コップを洗っているとき袖が濡れそうだから、腕をまくってあげたら、黙ってもう片方の腕を差し出す子どもたちを思い出す。
もうすぐ夏休みだね。低学年の、楽しくて仕方ない夏休み。高学年の、ほんとうは学校の友だちと遊びたいのに、ここにいなくてはいけない夏休み。でもその中でわたしも、君たちも、楽しいを探してた。今年も素敵な夏になりますように。


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毎日ずっと暑くて、天気が良いのが嬉しくて、でも日々、かなりの確率で頭が痛くなる。たくさん水分とってね。夏が好きだけど、得意じゃない。割とたくさんある、得意じゃないんだけど、どうしてもすきなもの。得意じゃないんだけど、どうしても好きなの。



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