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田んぼが好きな理由

昔から、なんでか田んぼが好き。

なんでだろう?
青い田んぼを見ると、なぜかとてつもなく癒されてる自分がいる。

それをちゃんと自覚したのは、社会人になって、田んぼがたくさんある土地に引越してきてからだった。

小麦色の秋の田んぼも綺麗だけど、私の心が動くのはいつも緑色に光る夏の田んぼの方だ。

真昼の太陽の光で、ピカピカしている田んぼが好き。

小さい頃に見た景色が、なんとなくいつも蘇るのだ。

夏休みのカンカン照りの中。
田舎のおじいちゃん家の周りには田園が果てしなく広がっていた。
その田園のあぜ道を、いとこ達とはしゃぎながら走り続けた気持ちいい思い出。

あぜ道には、まだ小さな私たちの背丈くらいまで伸びた草が無造作に生い茂っていて、
それをかき分けながら田園の果てまでどんどん進んでいった。

大きな青空。
きらきら光る草の緑。
暑くても、気持ちよくて楽しくて、とってもきれいだったあの景色。

それがなんとなく、いつも蘇る。


田んぼに驚かされたことも沢山あるから紹介したい。笑

私が住んでいたアパートの目の前には、ポツンと1つだけ田んぼがあった。

私が引っ越してきた3月には、そこはただの空き地だった。
それが2ヶ月後の5月のある日、会社から帰ってきたら、
突如立派な田んぼに大変身を遂げていた。笑 

土しかなかった寂しい空間に、ぴかーんと水が張られ、苗がきれいに植えられていた。

"田舎には、こんなサプライズがあるんだ!!!!! "

って、なんだか感動。。

その夜「聞いて〜〜!」と、東京の友人や母親にやたら報告したことを覚えている。みんなもすごくびっくりしてた。笑


そしてその数日後、今度は耳を疑う出来事が起こる。
私の家に突然びっくりするBGMが流れ始めたのだ。

田んぼがある土地に住んでる人は、お気づきかと思う・・・

\ カエルの大合唱 / 
   🐸 🐸 🐸

誰かが、よーいどんっ!と始まりの合図を出したみたいに、
ある夜突然、一斉にゲロゲロゲローー!!!ゲロゲロゲロゲロ―――!!!!!
と鳴きだしたカエル達。

「えええええ??!!!!(ll゚◇゚ll)」って
マスオさんのごとく言った気がする。笑

”合唱”と言うとかわいいものに聞こえるかもしれないけど、
家の目の前に田んぼがある状況においては
騒音レベルの大音量なのだ。

この大合唱は、夜になるほどどんどん盛り上がりを見せ、

「これ部屋の中にもカエル軍団入ってきてるんじゃ…?!?!(꒪⌓꒪)」

と、錯覚させてくるくらいだし、
部屋で友達と電話してた時に

「・・・てか、なんかめっちゃカエル鳴いてね???(・∀・)笑」

と言われたこともあった。笑
もう大爆笑した。笑


つづく🐸