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科特隊基地をつくる【第5話】基地の建物群

【イメージしやすいように、各棟に名前をつけてみた】

科特隊基地の敷地内には大きく4つの建物(スロープを入れると5つ)がある。
各棟の正式名称はないようだが、名なしのままではどうにも説明がしづらい。1号館、2号館…や、A棟、B棟…でもいいんだが、それぞれの建物をイメージしやすいように勝手につぎのような名前をつけてみた。

各棟に勝手につけた仮称。倉庫棟は実際にはもう少し左側かも。(筆者画)

・ 逆錐棟
一見すると逆三角形のように見えるので、逆三角棟と呼べなくもないが、正確には逆七角錐なのでこう呼ぶことにした。
コンクリートの打ちっぱなしのように見えるグレーの建物で、壁面の流星マークのあたりに小型ビートルの発進口がある。また、壁面には黒い小さな窓(筆者には、小型ビートル発進時の噴射煙の排気口のようにも見えるのだが、どうだろう?)が何列か並んでいる。屋上のアンテナ類の形状は時期によって異なるようだ。

・ 斜傾棟
ピサの斜塔のように斜めになった黒っぽい六角柱の建物。屋上側は六角形だが、地上側はもっと複雑な形状で、変形したL字型になっている。
白枠の窓が並んでいて、窓の列を数えると7階建てのように見える。

・ 航空棟
ジェットビートルの発着 *1 に使われる建物。周りが鉄骨のトラス構造で、中心部がエレベーターになっている模様。なお、当初の鉄骨は赤と白(明るいグレーかも)の2色に塗り分けられていたようだが、途中の放送回から赤一色に変わった。

・ 倉庫棟
仮に倉庫としたが、劇中での利用シーンはなく本来の用途はわからない。
ゼットンの登場回(第39話、最終回)では、それまでとまったく異なる大きな建物に変わった。

・周回スロープ
それと、この4つの主要建築以外に忘れちゃいけないのが、航空棟をぐるっと取り巻いている周回スロープだ。科特隊専用車の出動シーンには欠かせない建造物といえるだろう。
ちなみに『ウルトラマン超兵器大研究』*2 では周回スロープの先が斜傾棟の2階につながっている。傾斜棟の下層階もしくは地下が駐車場になっていると判断したということかな。

*1 第19話「悪魔はふたたび」(アボラとバニラの登場回)では小型ビートルの発進にも使われた。
*2 中村宏治 著、円谷プロダクション 監修、『ウルトラマン超兵器大研究 「科学特捜隊基地〈初期型〉」超精密ペーパークラフト付き』、マイナビ、2013/9、48ページ

【第6話】ギミックの検討 につづく
【第4話】基地の変遷 にもどる
第1話】はじまりの秘密基地 にもどる


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