#23 二重母音②/ar/の発音 ~/ɜr/との違い~
このノートは、英語の発音に自信のない私が、発音トレーナーまやさんのVoicy配信から英語を学び、stand-fmでアウトプットした際の原稿です。
Today’s English Output: ar /ar/
今日は、5月21日まやさんの発音記号練習回で取り上げている、ar /ar/の練習をしていきます。最初に発音のポイント、次に発音練習、最後に振り返りをします。
※まやさん放送では、/aɚ/ /aːr/ となっていますが、私が発音記号を調べる際に使っているサイトtoPhonetics(https://tophonetics.com/), Cambridge Dictionary (https://dictionary.cambridge.org/)のいずれも、今回のarの発音記号は/ar/と表記されたため、この記事では/ar/に統一しています。
また、12月28日に配信した/ɚ/ /ər/ /ɜr/を使う単語と比較していますが、こちらの音も、上記サイトでは/ɜr/の表記だったため、この記事では/ɜr/に統一しています。
1./ar/ 発音のポイント
・カタカナになおすと横棒になる音 ⇒/ɚ/ /ər/ /ɜr/と一緒
・☆a とrの音は混ぜず、時間差で発音する
・fa:舌先はしっかり寝ている状態 から、舌先を口の天井に近づけてrを発音する
・発音の違いのルール:大抵の場合、綴りがarの時は /ar/、er, urの時は、/ɚ/ /ər/ /ɜr/ になる
違いの例:
fur /fɜr/ 2つの音でできている。/ɚ/ /ər/ /ɜr/ の音
far /fɑr/ 3つの音でできている。/ar/の音
/ɚ/ /ər/ /ɜr/についてはコチラ↓
/a/についてはコチラ↓
2.発音練習
(上段がアルファベット、下段が発音記号)※全てアメリカ英語
(1)/ar/の練習
①start
start
②part
part
③arm
arm
(2)/ɜr/と/ar/の違い
①fur far
fɜr far
②bird bar
bɜrd bar
③curve car
kɜrv kar
④dirt dark
dɜrt dark
⑤hurt heart
hɜrt hart
3.振り返り
(1)発音始めの口の形を意識する
/ɜr/の前回の説明は、下記の通りでした。
・①口を半開きにし、唇も舌も完全に脱力
・②あいうえおの「う」を言う(もはや「う」でもなく、声がもれただけでOK)
・③舌先を徐々に上にあげる
なので、/ɜr/もゆっくり発音すれば、最初は舌先が寝ている状態です。
/ar/との違いは、最初の口の形にあります。
/ar/の/a/は、大きく縦に口を開いて、あくびするような形です。/ɜr/の/ɜ/は、半開きくらいの小さい口の形です。
なので、自然と、次の音/r/の形=舌先を口の天井近くまで近づける形にいくまでの時間は、/ɜr/の方が早くなります。この違いが分かれば、発音の違いも理解できると思いました。
(2)音を混ぜるか混ぜないかを意識する
(1)に書いた通り、/ɜr/は、/ɜ/から/r/の形=舌先を口の天井近くまで近づける形にいくまでの時間が早いため、/ɜ/と/r/の音が混ざります。
一方で、/ar/は、/a/から/r/への移行がゆっくりのため、この二つの音が混ざりません。
音が混ざるか混ざらないかを意識することも、/ɜr/と/ar/の発音の違いを理解するのに役立つと思いました。
それでは今日はこの辺に致します。
これからもコツコツ発音練習していきましょう♪
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
本年も英語回、続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。
皆様にとって素敵な1年になりますように!
Thank you for listening until the end. See you next time. Have a wonderful new year!
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