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「強い想いは伝播する」を実感した日

こんにちは。Pacific Coffeeのはるるです。
私はいま、トンガ沖火山噴火の復興を応援する活動として
クラウドファンディングに挑戦しています。

ありがたいことに、開始5日目にして170名もの方にご支援いただき、達成率は93%を超えております。応援していただいている方々に感謝するとともに、これに甘んじず、拡大して復興支援活動ができるよう、計画を練り直したり、リサーチ活動をしたり、関係者にご挨拶したり、今自分にできる精一杯をやっていきたいと思います。

そんな中、大切な友人の一人が、自分のラジオでこのプロジェクトを紹介してくれました。

しかも、自身のエピソードも踏まえ、なぜ応援したいと思ってくれたのか、詳細に、熱く語ってくれたんです。

人によって、いま置かれている状況も、人生のバックグラウンドも、今回の災害に対する思いもさまざまです。ですが、トンガの災害に対する私の熱い気持ちと行動が、こんな風に人に受け入れられるのか…!と、とても嬉しくなったので、この気持ちをぜひ残しておきたいと思い、ここに綴ります。

友人が紹介してくれたエピソードは、stand.fmという音声メディアで聞けますので、よろしければそちらもあわせてチェックしてみてください。
>>心の豊かさって?トンガ噴火とクラファン / 石油王の幸せ探し👑🍀世界ツアー🇧🇷

縁もゆかりもないプロジェクト なぜ応援する?

ここからは、友人がラジオでお話ししてくれた内容をご紹介させていただきます。彼がこのプロジェクトを応援しようと思った理由は大きく3つあるそうです。

  • 過去の災害時に何もできなかった経験がある

  • 見返りのない親切を受けた経験がある

  • 生きたお金の使い方ができる人間になりたいというビジョンがある

過去の災害時に何もできなかった経験がある

社会人になってから山登りをするようになった友人は、20代のころ御嶽山に行き、美しい景色に感動し、とても楽しい思い出が残っているのだそうです。

しかし、2014年に御嶽山が噴火し、火山灰により一面灰色になっている映像を見た彼は、とても衝撃を受け、ニュースを見て悲しい気持ちになります。ですがこのとき、彼が具体的な行動に移すことはありませんでした。もしかしたらあの時、自分にも何かできることがあったんじゃないか…そんな小さなしこりが心に残っていたのだそうです。

見返りのない親切を受けた経験がある

現在彼はブラジルに在住していますが、5年ほど前は単身赴任でガーナ共和国に駐在していました。

アフリカの途上国に単身乗り込み、生活をするのは、きっと私の想像以上に大変なことだと思います。彼は、渡航後間もないころに経験した思い出を語ってくれました。

現地で通信環境を整えようと、スマホSIMを購入した時のこと。アクティベートがなかなかできず、結局買い直さなければならない状況になったのだとか。お店の前で悪戦苦闘していると、門番として働いていた現地の人が見かねて新しいSIMをわざわざ買ってきて、彼に渡してくれます。お金を払おうとしても、その現地の方は受け取ろうとしません。

門番の仕事は、ほとんど現地の最低賃金で働いているようなもの。SIMひとつだってお給料から考えれば相当な高級品のはずです。それを、明らかに自分よりお金持ちの外国人に対して親切心で買ってあげることが、私たちにできるでしょうか。

思い出すだけで泣きそうになるほど感動したと、そんな原体験をもつ友人ですが、今回のトンガと日本の関係を知った時に、その時のことを思い出したと言います。

というのも、2011年の東日本大震災の時、トンガは日本に約900万円の救援金を送っています。トンガは小さな農業国ですから、900万円と言ってもかなりの大金です。日本赤十字社の調査によると、当時の海外救援金のGDP比率でトンガは世界トップだったそうです。

自身の経験と、3.11の時のトンガの行いが強くリンクし、このプロジェクトを応援したいと強く感じた、彼は言います。

生きたお金の使い方ができる人間になりたいというビジョンがある

日本人は、寄付に対するスタンスがネガティブな人も多く、それに対して憤りを感じている彼は、「生きたお金の使い方ができる人間になりたい」という想いを持っています。

今回のクラウドファンディングで、彼はコーヒー豆のリターンを選びましたが、そのリターンを自分が受け取るのではなく、コーヒー好きのお母さんにプレゼントすると言います。

この支援をきっかけに、お母さんに久しぶりに電話する。話ができること自体も嬉しいけれど、何より、自分の息子がそういう支援をできるようになったことを喜んでもらえる。それは、プレゼントとしての値段以上の価値があると思うんですと、彼は語っています。

近年、日本でもクラウドファンディングが市民権を得てきて、身近な人を応援することにお金を使えるようになった。たとえば、被災地支援でも、見知らぬ団体に寄付するより、自分のお金がどう使われるのかがよりダイレクトに感じられる。ものすごく、ものすごいことだ!そう熱く語ってくれました。

自分の想いが誰かのためになるということ

友人にとって、今回のプロジェクトに関わることは、過去の罪滅ぼしにもなり、恩送りにもなり、家族との絆にもなることができたのかもしれません。

私は、トンガのために何かをやりたいというシンプルな想いからこのプロジェクトを始めました。でも、自身の思いをシェアしてくれた友人のように、いつの間にか、誰かを励ましたり、元気づけたりしていることがあるのかもしれない。自分の想いが、形を変えて、誰かのためになっているのかもしれない。そう思うと、自分の行動により大きな価値を感じることができます。

私の方が、大きな勇気と元気をもらいました。本当にありがとう。

ですが、まだまだ挑戦は始まったばかりです。本当に被災地のためになるかどうかは、これからの私たちの活動次第です。とにかく毎日全力で、頑張るしかないと思います。

私は、誰よりもトンガの復興を願い、最善を尽くすことを約束します。

引き続き、見守っていただけると嬉しいです。どうぞ宜しくお願いします。

トンガ復興支援のクラウドファンディング
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