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マッシュポテトで作った動物

マジパンで作ると甘くてたくさん食べられなくて、代わりに塩味で滑らかに仕上げたマッシュポテトを使ったら、ふんわりと軽い食感。
成形も容易なので、冬休みのお子さんと一緒に可愛い動物を作ってみてはと思う。


マジパンより柔らかいので、そっと触って


ウサギの作り方


ウサギの赤い目は、干しクランベリーをハサミで小さく切った。

耳にはセージの若葉を挿して。
円筒形の体にシッポを付ければ、雪ウサギは完成。


イヌの作り方


これはマッシュポテトでなく、柔らかく煮た金時豆をすり潰して作った生地。
煮豆でも同様に動物を作れる。すり鉢、またはフードプロセッサーで滑らかにして、塩少々で味をつけたものだ。

パーツごと(頭、耳、胴体)に生地を丸めて組み立てた。

目と鼻は、ブラックオリーブの表面を薄く小さく切り取り、貼り付けてある。

頭にはタイムの葉っぱを載せて、ウサギと仲良しをアピールしてみた。

ちょうどすり潰した豆の皮が、ブチ模様があるように見えると思う。

おせちのアクセントに


市松模様の土台を作って動物を載せてみた。

正方形の型(牛乳パックなど)にラップを敷いて、
2色の生地を別々に手で押しつけて成形。
めん棒などで表面を平らにしてから、同じ高さを包丁で切り出した。

今回の土台の高さは約2.5cm。


色づけの話

私は食紅などでなく、うちにある食材を使って完成させた。自然な色合いはアイデア次第。

その例として。
ピンクはビーツの缶詰の汁を少量加えたが、
それを紅生姜のつけ汁に変更するとか。

緑色は抹茶で付けたが、苦みが気になる場合、
ほうれん草のペーストを混ぜるとか。

茶色はココアだが、煮豆の茶色い汁を混ぜるとか。

黄色は、えんどう豆を煮て潰しただけ。自然そのものの色で、何も加えていない。

アレルギーの心配がなければ、ゆで玉子の黄身を潰してポテトに混ぜてもOK。
また、さつまいもでも似たような色を出せると思う。


ネコの作り方

ネコの黄色は、えんどう豆の色。茶色のパターンはココアを混ぜて、2色を押しつけて丸めた。

円筒形の胴体の上に頭と耳を載せるが、あまり押しつけ過ぎないように(潰れてしまう)。目と鼻は、イヌと同様、ブラックオリーブにした。


ブタの作り方


ブタは、貯金箱のブタを作るイメージで胴体を作った。足を4本、何となくでいいので、指で形作ると可愛くなる。

耳と鼻のパーツを付けて、竹串で鼻に穴を開けた。

最後に黒ゴマを付けて目にする。


ニワトリ親子の作り方


ニワトリ親子の胴体は、両方とも同じ形にした。
背中のカーブと尾羽根にかけて、勾玉のようなしずく形を指で作ればいい。

ニワトリのトサカは、竹串で3等分に切れ込みを入れる。クチバシはヒヨコカラーの生地を少量、円錐形にして付けてある。

黒ゴマの目を少しハの字に配置したので、ママらしく見えると思う。

ヒヨコの体は、マッシュポテトにえんどう豆の生地を1対1で混ぜてある。クチバシの場所には竹串で窪みをつけてから白ゴマを挿した。

生地の話


上の写真のネコは、ヒヨコよりもパサついて見えるのがお判りになるだろうか?

豆だけだとパサつき易いので、小さいお子さんが作る場合、ポテトが多いほうが作りやすい。

今回のマッシュポテトには、パサつきを抑えコクを出すのにバター、それに生地を白く見せるためにスキムミルクと塩を加えてある。場合によっては、豆乳などでアレンジを。

まずは生地を滑らかに練っておくのがポイント。その手間さえ惜しまなければ、作り直しもできるし、失敗したと思ったら食べてしまって、新しく作るのもいい。

冷めたほうが作りやすいので、ゆっくりと作ってみて。


上手くいかなくてもいい


手作りする愛情があれば、動物でなくても、ハート型や星型、クッキーの抜き型でも充分に楽しめる。

要はマッシュポテトのカラフルな七変化に、非日常や小さな発見を感じられたらGOOD DAY!!

それにしても、動物の形は食べてしまうのが惜しいくらい。「食べ物で遊ぶな」の教訓があっても、この動物に関しては、みんなでワイワイ遊びながら食べたくなる。

それがまさしく、手作りの良いところだ。



#つくってみた
#手作りのよさ
#子どもとクッキング



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