2022 参院選 九州南部
九州は県が多いので、南部と北部に分割します。
南部・・・鹿児島、宮崎、熊本
北部・・・大分、長崎、佐賀、福岡
実際にこういう分け方はあるのかしら?
今回は九州南部(鹿児島、宮崎、熊本)の分析をやっていきます。
【鹿児島】
前回の記事の沖縄は自民の得票率が3割以下だったり、社民が野党第一党だったりと特殊な地域でしたが、鹿児島は沖縄と比べると普通ですね。全国と比較すると、自民が8%以上高く、維新が約6%低いですね。あとは九州なので鹿児島も社民の得票率がやや高めです。
2019年と比較します。共産、公明が1万票以上減らしています。この票がどこの政党に流れたのか気になりますね。共産→参政は考えにくいので、共産→立憲、れいわと立憲、れいわ→参政の2つの移動があったと予想しています。公明は維新や参政に少し流れた感じでしょうか。
【宮崎】
九州補正の社民、選挙区に候補者を擁立した国民の得票率がやや高めです。維新は全国と比較すると7%以上低いです。
しかし、2019年と比較すると維新は1万6千票以上増やしていますね。少しずつ九州でも勢力を拡大しています。
得票率がかなり上昇(41.78%→47.52%)したので票を増やした政党が多いですが、社民は約2,600票、共産は約4,300票減らしてしまいました。国民とれいわも微減ですね。
【熊本】
熊本は自民の得票率がかなり高いですね。(全国平均が34.43%)
また参政の得票率も高いですね。熊本選挙区の参政の候補は78,000票以上(11.4%)取っているので、かなり熊本に力を入れていたみたいです。
2019年と比較すると、国民が約34,000票、立憲が約16,000票、共産が約13,000票減らしています。一方維新は45,000票以上票を増やしました。与党の票は横ばいですが、野党の票はかなり動いたようですね。
【九州南部3県まとめ】
・自民と公明は得票率が高く、安定している。
・維新はまだ九州南部ではそこまで強くはないが、3年前よりも支持が広がっている。
・国民と立憲、社民、共産、れいわのリベラル系野党4党は得票数、得票率の両方が低下した。
・NHKは得票数を増やし、九州南部でも2%超えを達成した。
・参政はNHK、社民、れいわ、共産よりも得票率が高かった。
ここまでだいぶ長かったな〜 やっと本題に入ります。
れいわ新選組が九州南部でどのくらい票が取れたのか詳しく見ていきましょう。
九州南部の得票率は(鹿児島県)屋久島町(6.1%)が最も高く、(宮崎県)西米良村(1.3%)が最も低いという結果になりました。
全体的に都市部では得票率がやや高め、人口の少ない地域では得票率が低めという感じですね。宮崎県北部や熊本県南部はまだまだ伸び代がありそうです。
2019年と比較します。
鹿児島の島嶼部全ての自治体で票を減らしました。離島は候補者が行きにくいのもあって、地盤がないと厳しいのかもしれません。票を増やした自治体もありますが、全体的に赤色が目立っていますね。
熊本県だけでみると票は微増しましたが、宮崎県と鹿児島県で票を減らしたので、トータルだと票を減らしています。選挙区に候補者がおらず、全国比例候補者もあまり回れていなかったので、ある程度票が減るのは仕方がありません。むしろこれだけの票を維持できたのが凄いです。
〜まとめ〜
九州南部ではれいわがあまり支持されていないので、地盤を作るところからスタートですね。定数の多い地方議会かられいわ系の地方議員を誕生させていく流れになりそうです。
国政選挙についても考えてみましょう。
参議院選挙は3県とも1人区です。正直、出馬しても勝つのはかなり厳しいですがもしチャレンジで擁立するのなら熊本選挙区ですかね。熊本は人口がこの中で一番多いので、比例票を増やしやすいですね。
衆議院選挙は鹿児島1区が立憲の予定候補(しかも前回れいわが推薦を出してた人)、宮崎1区が立憲現職なので擁立するなら熊本1区ですね。ですが、この選挙区も前回野党で一本化したところなので擁立すると文句を言われそうですね。そう考えると、衆院選での擁立は見送りになる可能性が高いです。
前回もう少しコンパクトにまとめたいと言ったな?アレは嘘だ!
次の衆院選の九州ブロックの1議席を絶対確保して欲しいので、九州はかなり丁寧にまとめていくつもりです。他の地方はもう少しコンパクトにまとめます。
今回の九州南部はあまり得票率に特徴がありませんでしたが、次回の九州北部はかなり面白いですよ。とある自治体の得票率が凄いことに!?
To Be Continued
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