藤森哲也が将棋ウォーズを利用しての副業に批判の声が上がっている件
プロ棋士の藤森哲也5段が、将棋アプリ『将棋ウォーズ』を利用して自身が運営するYouTubeチャンネル『将棋放浪記』にて動画コンテンツを作っていることから一部で批判の声が上がっている。
批判の声が上がっているのは5chの将棋板のスレッド内でのこと。
何故批判の声が上がっているかと言うと、プロ棋士が素人相手に勝ちまくってその様子を動画コンテンツのメインとして公開しているからだ。
それだけには留まらず、サムネ詐欺をして視聴者を釣り騙すような行為や、側の人間(プロ棋士)に対して煽るようなサムネ作りが批判の的となっている。
プロ棋士が素人とゲームを通しての対局は認められている。なのでここは全く問題ではない。
何が問題かと言えば、素人との対局を動画コンテンツとして利用している点だ。
アマチュアが将棋ウォーズでの対局を動画コンテンツにしているケースはよくあるが、現役のプロ棋士が素人相手に対局をして、それをメイン動画のコンテンツにしているのはいかがなものかと。
まとめるとそういうことである。
藤森5段はプロ棋士としての成績(2024年)は芳しくはない。素人から見たら本業を疎かにして将棋ウォーズで素人相手にフルボッコして、その模様をコンテンツに利用し収益化していることが気に入らないのだ。
プロ棋士としてのプライドや在り方が問われている。
それ以外にも、動画のタイトルに「負け」と書いているのにも関わらず対局では勝利していたり、明らかに視聴者を釣るためのサムネ作りが行われている。
視聴者的には素人がプロ棋士に勝利するところが一番観たい場面だ。それをわかっている上でおそらくは釣っている。
対局では勝利したけど内容では負けました。そういう意味での「負け」と言えば言い逃れはできる。しかしながら明らかなサムネ詐欺なのは間違いない。
動画の再生数を稼ぐためのサムネの工夫。これはよくある手法だからね。
他にも、対局者がプロ棋士でもおかしくはない実力であると「側の人間」というタイトルを使い、あたかもプロ棋士は将棋ウォーズをやらないでくれ!とも解釈できるようなサムネの多様。
これはまさにブーメラン過ぎて笑えた。
自分自身もプロ棋士なわけで。しかもそれをコンテンツにして収益化までおこなっている。
そういう意図はありませんと否定はするだろうが、そういう意図として視聴者は観るからね。再生数を稼ぐためのワード作り。絶対に狙っているはずだ。
藤森5段は現在C級2組。C級2組の基本給は15万円程度で、プラスαで対局料などによって給料が構成されている。
藤森5段のプロ棋士としての年収は300〜400万円程度と推測ができるので、YouTubeの収益は副業の域を超えているはずだ。
将棋放浪記のチャンネル登録者数は約19万人。チャンネル登録者数別の収益目安は10万人で月収500,000円〜3,000,000円。
その為、どんなに少なく見積もっても月収は1,000,000円以上は間違いない。
YouTubeでの1再生あたりの広告収益の平均は0.5円と言われている。
将棋放浪記ではほぼ毎日1動画を上げていて、1動画あたりの平均再生数は4万再生くらいだ。
一ヵ月に25本とした場合、これだけで約100万再生。それに加えて過去動画なども再生されるわけなので、一ヵ月あたりの総再生数は300〜400万再生くらいになると推測できる。
仮に300万再生×0.5円で計算しても150万円となるので、将棋放浪記の一ヵ月あたりの収益は最低でも150〜200万円辺りが目安となるだろう。
当然あそこまで作り込まれた動画は間違いなく編集担当が付いている。素人があそこまで手の込んだ動画は作れない。
経費などを差し引いても、将棋放浪記としての収入は月に100万円くらいはあるだろう。
全ての過程を見たら本業を疎かにして動画に力を入れてると思われても仕方がない。
それが悪いというわけではないが、プロ棋士としての役割を本当に果たしているのかは甚だ疑問だ。
将棋の普及に貢献しているなんて言われてはいるが、将棋ウォーズで素人と対局して、それを普及という名の生業としているのは他のプロ棋士の目にはどう映っているのか本音を聞いてみたいものだ。
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!