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パチンコのボーダー計算ツールの作り方完全版

パチンコのボーダーは自分で計算しなくては実戦においてはほとんど意味のない数値となる。

ネット上にあるボーダー数値を見てそれを目安に打つのは素人の考え方だ。

海シリーズなんかは電サポ中に止め打ちをしない場合は、初当たり1回あたりで100個前後減ることも珍しくはない。

今打っている台のボーダーを正確に把握しなくては当然期待値も算出できない。

同じ台でも打つ人によってはボーダーは変化するので、パチプロを目指す人は必ずボーダー計算を実戦中におこないましょう。

パチプロでボーダー計算してない人なんて絶対いませんからね。もしいるならその人は間違いなくパチプロではないです。

・ボーダーの計算式

等価ボーダー計算式1:
=250/((初当たり1回あたりの平均出玉)/(初当たり確率))

等価ボーダー計算式2:
=250/((1R平均出玉)/(1Rトータル確率))

持ち玉比率考慮のボーダー計算式:
=(等価ボーダー*持ち玉比率)+(現金ボーダー*(1-持ち玉比率))

・ボーダーの計算方法

等価ボーダーの場合、計算式の数値が250となっていますが、

28玉交換(3.57円):280
30玉交換(3.33円):300
33玉交換(3.03円):330
40玉交換(2.5円):400

と数値を置き換えれば各交換率ごとの現金ボーダーが計算できます。

等価ボーダー計算式1は、トータル確率がわからない時に使用することができます。基本的には等価ボーダー計算式2を使用するのが昨今では一般的となる。

P新世紀エヴァンゲリオン15 〜未来への咆哮〜のスペックを用いて、実際にそれぞれ計算してみます。

ボーダー計算に必要な数値

1R平均出玉:140個
1Rトータル確率:1/9.49
初当たり1個あたりの平均出玉:4720個
初当たり確率:1/319.75
持ち玉比率:60%

※出玉関係の数値は削りなしの表記出玉の場合です。

等価ボーダー計算式1の場合:
250/((4720)/(319.75))=16.94/k

等価ボーダー計算式2の場合:
250/((140)/(9.49))=16.95/k

持ち玉比率考慮のボーダー計算式の場合:

28玉交換(3.57円)の店舗の場合で計算してみます。

280/((140)/(9.49))=18.98/k

28玉交換の店舗では18.98回が現金ボーダーとなります。

現金ボーダーとは現金投資時のボーダーのことで、現金投資時でも1000円(250個)あたりの平均が18.98回まわってれば理論上の収支は±0円となります。

等価ボーダー16.95回、現金ボーダー18.98回、持ち玉比率を60%とした場合は、

(16.95*0.60)+(18.98*(1-0.60))=17.76/k

28玉交換の店舗でのボーダーは17.76回となります。

1R平均出玉を計算する場合は、初当たり時の総R数を初当たり時の総獲得出玉(電サポ中の増減込み)で割れば算出できます。

持ち玉比率は正確に把握することは難しいです。プロでも経験則による推定値のものが多いです。

各スペックごとの持ち玉比率のおおよその目安を以下に書いておきますので参考にして下さい。

1/319:50〜70%前後
1/199:70%前後
1/99:80%前後

・ボーダー計算ツールの作り方

App Storeなどで「Googleスプレッドシート」のアプリを無料ダウンロードしましょう。

アプリを起動したら、画面右下にある「+」マークをタップします。

次に「新しいスプレッドシート」をタップします。

次に「ファイル名」を入力して「作成」をタップします。

これで新規のエクセルシートが表示されますので、任意の場所の各セルに文字や計算式を入力して行きます。

まずは自分が簡易的に作った、ボーダー計算ツールのエクセルシートのスクショを見て下さい。

今回、縦列はBとCの箇所を使ってます。

横列は1〜37まで使用してますが、ボーダーの箇所は6〜16の箇所を使用してます。

C3とC5の箇所は1R平均出玉と持ち玉比率の数値です。

これらの箇所は実際にパチンコ店で遊技して、実際の数値を入力します。常に数値が変動する箇所を濃いオレンジ色に設定してみました。

持ち玉比率に関しては推定値を入力しましょう。

濃いオレンジ色の箇所の数値を変更するだけで各ボーダーが瞬時に算出されます。

C4の箇所には1Rトータル確率の数値を入力します。

薄いオレンジ色の箇所は各ボーダーの数値となります。これらの各箇所のセルに計算式を入力します。

次に、計算式の入力のやり方を説明します。

薄いオレンジ色の箇所に各ボーダーの計算式を入力します。

等価ボーダーを表示させるC6のセルの箇所には、以下のように計算式を入力します。

=250/((C3)/(C4))

C3とは1R平均出玉のセルの場所、C4とは1Rトータル確率のセルの場所を指しています。

次に、各交換率ごとの現金ボーダーの計算式を当該の各セルに入力します。

C8のセル:
=280/((C3)/(C4))

C9のセル:
=300/((C3)/(C4))

C10のセル:
=330/((C3)/(C4))

C11のセル:
=400/((C3)/(C4))

次に、各交換率ごとの持ち玉比率考慮のボーダー計算式を当該の各セルに入力します。

C13のセル:
=(C6*C5)+(C7*(1-C5))

C14のセル:
=(C6*C5)+(C8*(1-C5))

C15のセル:
=(C6*C5)+(C9*(1-C5))

C16のセル:
=(C6*C5)+(C10*(1-C5))

これで各ボーダー計算ツールのエクセルシートが完成します。

仕事量計算ツール、期待値計算ツールの作り方もこちらで紹介してますので合わせて読むことをおすすめします。

エクセルシートの基本的な使い方を覚えれば、全てのパチンコ計算にも簡単に応用できます。

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