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あるんだね。緊急着陸

今ごろエディンバラで姪っ子夫妻と一緒にビールを飲んでいるかと思ったら、パリのシャルル・ド・ゴール空港近くのホリデーイン・エクスプレスのベッドの上にいる。
このダイナミックなトラブル発生は、パリへと向け成田を出発したおよそ1時間後、「ご搭乗のお客様の中に、お医者様や医療関係者の方はいらっしゃいますか?」とのアナウンスから始まった。その後、AEDを持って最後部座席に向かうCAさんの姿が。
その後、機内モニターの到着地までの時間が急に半分近くになって、行き先表示がANCに。なんだかマップの到着地表示もアラスカあたりになっているような。…よく分からないけど、出発からしばらくは中間地点を示すものなのかしら? なんて思っていたら、数時間後に「当機は、お客様の救護のために、アンカレッジに緊急着陸します。」とアナウンスが。…そういうことか。
アンカレッジで車椅子に乗り飛行機を降りていく姿は、意識ははっきりしている様子でした。人命第一。よくなっていますように。

で、結局アンカレッジで90分弱止まり(もちろん機内からは出れず)、結局ャルル・ド・ゴール空港到着は2時間半遅れ。乗り継ぎ時間もちょうど2時間半で、CAさんに聞いても、あまり要領を得ず。「今晩次の便があるか知ってる? あれば乗れると思うけど、なければホテルね。まあ地上スタッフに聞いて」って感じ。地上スタッフも「あれ、ひょっとしたらギリ間に合うかも? ちょっと待ってて」からの「あー、全然間に合わないね」に。
ということで、エールフランスがホテルを手はして、明日の午前10時の便に振替になりました。初めての体験。
トランジット窓口では、こちらの希望を聞くこともなく「ホテルはここ。朝食はincludedだけど、夕飯はこの弁当ボックスで。最低限の身の回りの品はこの袋に入っているから。あ、それから、水をどうぞ」って。
「夕飯って…水じゃなくてワインかビールでしょう? ホテルで注文していいんだよね? エールフランスの奢りだよね?」って聞いたら、「皆さんビールビールって言いますね。ホテルでどうぞ。請求はお客様には行きませんから、注文してください」と。で、さっきチェックインのときに「エールフランスの奢りビールはどこで飲めばいい?」って聞いたら、「バウチャー持ってる? それがなきゃ、そんなものは存在しないよ」だって。騙された!!

ともあれ、さっきメールがエールフランスから来ていて、明日、空港で15EURのバウチャーをゲットできるようだ。早めに空港に行って、可能なら本や雑誌を買うこととしよう。
そしてこの場合の飲食代は海外旅行保険の対象となるようなので、明朝ワインかビールを買うこととしよう。

あ、もう日付が変わっているじゃないか。目覚ましを6:10にかけて、歯を磨いて寝るとするか。スーツケースは預けっぱなしなので、明日は着替えるパンツがないんだよなぁ(さっき、エールフランスからもらった「最低限のトラベルキット」を見たら、下着のTシャツは入っていたけれど、パンツはなかった。。。)


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